約 3,535,630 件
https://w.atwiki.jp/wiki11_mh/pages/5.html
2004年3月11日に発売されたハンティングアクションゲーム。オンライン?プレイが可能で4人同時プレイが可能。(モンスターハンターポータブルはアドホックプレイのみ対応。ダウンロードクエストをダウンロードする場合のみインターネット環境(アクセスポインタ)が必要) プレイの流れはギルド(集会場のような物)・村人町人からのクエスト?を受注し、フィールド?でモンスターを狩猟?(討伐・捕獲)・アイテム?を納品?する事でクエストをクリアするという内容。この流れを繰り返し、クエストの報酬?やモンスターからの剥ぎ取り?アイテムで武器?や防具?・装飾品?を生産?・強化?していく。 RPGとは違い最終的な目標が無い。その為RPGよりも長く遊べる要素を持っている。
https://w.atwiki.jp/muraga3/
★改造クエスト攻略 ★チート関係 ★改造クエスト作成 改造クエスト難易度★1 モンスターのモーション変更チート作成 改造クエスト作成ツールの使い方 テーブルは ジンオウガモーション変更チート 改造クエスト作成ツールの使い方ver3.3 テーブルは ドボルベルクモーション変更チート 小型モンスターの設定 テーブルは ジンオウガモーション値一覧 モンスターのステータス設定 テーブルは イビルジョーモーション変更チート 座標リスト テーブルは リオレイアモーション変更チート タイムアップでクリアにする方法 テーブルは ★テクスチャーハック 改造クエスト作成のよくある質問 テーブルは MHP Modding Tool 使い方 報酬金の設定 テーブルは 縦棒で 大砂漠の拠点耐久地表示のやり方 テーブルは 縦棒で アイコンの設定 テーブルは 縦棒で 2体目のモンスターを分遅れで出すやり方 テーブルは 縦棒で 改造クエスト複合化・暗号化 テーブルは 縦棒で MSCプラグインの使い方 テーブルは 縦棒で 座標の調べ方 テーブルは 縦棒で クエスト難易度の設定 テーブルは 縦棒で MGSの戦闘BGMにする テーブルは 縦棒で アイテムコード一覧 テーブルは 縦棒で モンスターコード一覧 テーブルは 縦棒で 基本部分バイナリ構成 pat テーブルは 縦棒で モンスターの状態 ★解析求む★ テーブルは 縦棒で 大型モンスター部分バイナリ pat
https://w.atwiki.jp/mhf_pallonecaravan/
モンスターハンターフロンティア パローネ=キャラバンwiki ・モンスターハンターフロンティアオンライン パローネキャラバン用WIKIです このWIKIはパローネキャラバンスレにて明らかになってきた情報をまとめていくところです 現行スレ 【MHF】パローネキャラバン総合25航路目 http //kamome.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1303231638/ 前スレ 【MHF】 パローネキャラバン総合24航路目 http //kamome.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1300377808/ スケジュール 【「誰でもパローネコース!」開催期間】 2011年3月16日(水)定期メンテナンス終了後 ~2011年4月20日(水)アップデートメンテナンス開始まで ※ミラ、属性、 還元 、 錬珠 のみ 4月 20日 (水) 属性 4月 21日 (木) ミラ 推挙 4月 27日 (水) リオリオ 還元 4月 30日 (土) BIG4 錬珠 5月 1日 (日) ミラ 5月 2日 (月) 属性 5月 5日 (木) ミラ 5月 6日 (金) 属性 報酬 5月 9日 (月) 名所めぐり 還元 5月 12日 (木) 属性 錬珠 テンプレ パローネ・キャラバンに関する話題全般を扱うスレ ※次スレは 970が宣言して立てること。立てられない場合はすぐに言うこと ネ実キャラバンは全鯖共通でボールド7、通常航路募集・開拓含めてここで ※キャラバン推奨区はボールド・ワイルド・モデスト パローネキャラバンwiki http //www37.atwiki.jp/mhf_pallonecaravan/ 開拓wiki http //wikiwiki.jp/mhf_harvest/ 火事場メーター(狩人珠タイマー機能付き) http //mhfm.web.fc2.com/index.html メールでお知らせ! MHF 狩人珠タイマー http //mhfoteire.appspot.com/ 前スレ 【MHF】 パローネキャラバン総合☆航路目 http //前スレURL 過去ログ 【MHF】 パローネキャラバン総合23航路目http //kamome.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1291627551/ 【MHF】 パローネキャラバン総合22航路目http //kamome.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1286985707/ |【MHF】 パローネキャラバン総合21航路目http //kamome.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1283958280/ 【MHF】 パローネキャラバン総合20航路目http //kamome.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1280139712/ 【MHF】 パローネキャラバン総合19.1航路目http //tsushima.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1275506876/ 【MHF】 パローネキャラバン総合18航路目http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1269785735/ 【MHF】 パローネキャラバン総合17航路目http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1266805873/ 【MHF】 パローネキャラバン総合16航路目http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1263486308/ 【MHF】 パローネキャラバン総合15航路目http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1260524918/ 【MHF】 パローネキャラバン総合14航路目http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1259298299/ 【MHF】 パローネキャラバン総合13航路目http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1256718282/ 【MHF】 パローネキャラバン総合12航路目http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1255147033/ 【MHF】 パローネキャラバン総合11航路目http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1254226051/ 【MHF】 パローネキャラバン総合10航路目http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1253917893/ 【MHF】 パローネキャラバン総合9航路目http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1253261168/ 【MHF】 パローネキャラバン総合8航路目~黒歴史http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1248689235/ 【MHF】パローネキャラバン総合7航路目~記憶喪失http //ex24.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1245041372/ 【MHF】パローネキャラバン総合6航海目~沈没中http //ex24.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1242183820/ 【MHF】 パローネキャラバン総合5航路目http //ex24.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1240226594/ 【MHF】 パローネキャラバン総合4航路目http //ex24.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1239841822/ 【MHF】 パローネキャラバン総合3航路目http //ex24.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1239601066/ 【MHF】 パローネキャラバン総合2航路目http //ex24.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1239349606/ 【MHF】 パローネキャラバン総合http //ex24.2ch.net/test/read.cgi/ogame2/1237563914/
https://w.atwiki.jp/mh-hc/pages/111.html
01-89(RARE2) S05-25 オトモアイルーカード カードタイトル:シビレ罠ニャ 必要素材:1 イラスト:MID <オトモ>:あなたのGPが1000以上の場合、狩りの終了時まで、狩場にあるターゲットモンスターのパワー-1000。 第1弾 樹海の影で登場したオトモ。 発動条件が自分のGPが1000以上であるためこのカードを使うとなると、やはり最終目標を討伐する際だろうか。 ターゲットモンスターのパワーを1000下げるというのは決して少なくない数値なので、最終目標のパワーと 自分の最高パワーがギリギリの場合はぜひ使いたい。 収録弾 第1弾 樹海の影 コンセプトデッキ テオ・テスカトル
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/3274.html
モンスターハンター2(ドス) 機種:PS2 作曲者:甲田雅人、小見山優子、岡田信弥、成田暁彦、百石元、佐孝康夫(編曲) 発売元:カプコン 発売年:2006 概要 「モンスターハンター」シリーズの第2作目。 前作から様々な要素を追加させ、後のシリーズのベースとなった作品だがバランスの悪さも指摘された。 サントラは前作と同じく大型書籍の形で発売され、VOL.1とVOL.2に分かれて発売されている。 シリーズ通してのメインテーマとも言える「英雄の証」と比べると影が薄いものの、シェンガオレン戦の最終エリアで流れる今作のメインテーマ『大敵への挑戦』は知る人ぞ知る名曲として評判である。 同じ楽曲でも収録されたCDによっては「○○」「○○/モンスター名」「○○~モンスター名」など曲名の表記が異なる場合があるので、投票の際は注意。 (モンハンナンバリングタイトル 前作:モンスターハンター 次作:モンスターハンター3) 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 モンスターハンター2 サントラブック Vol.1収録曲 Monster Hunter 2(dos) 甲田雅人 オープニングムービー 狩りへの入り口 小見山優子 メインメニュー 狩猟の大地へ 甲田雅人 キャラセレクト 照りつける日差し 小見山優子 恵み深い人々の村 ジャンボ村(昼) 癒し245位PS2 173位 新緑の大地(昼) 成田暁彦 密林(昼) 新緑の大地(夜) 密林(夜) 邂逅 大型モンスター遭遇 密林の無法者/ババコンガ 甲田雅人 密林の汎用戦闘BGM 巧を讃えて 甲田雅人 クエストクリア 冬のカナタ 岡田信弥 水車の郷の風 小見山優子 ジャンボ村(昼,発展後) 安らかな寸暇 成田暁彦 マイハウス 白夜の砂丘(昼) 岡田信弥 砂漠(昼) 白夜の砂丘(夜) 砂漠(夜) 一本角の盾大名/ダイミョウザザミ 甲田雅人 砂漠の汎用戦闘BGM 断念の教訓 岡田信弥 クエスト失敗 星天 小見山優子 星月夜の下で ジャンボ村(夜) PS2 191位 竜盃の酒戦 岡田信弥 酒宴の快楽 休心のひととき マイハウス(一段階改築後) 安寝の時間 小見山優子 マイハウスで睡眠 青天 闃然の湿原(昼) 成田暁彦 沼地(昼) 闃然の湿原(夜) 沼地(夜) 湿原に咆える奇獣/ゲリョス 甲田雅人 沼地の汎用戦闘BGM 活気付く村 小見山優子 村の大収穫祭 小見山優子 剛腕を交えて 岡田信弥 最強の腕っ節! 岡田信弥 絢爛生活 小見山優子 マイハウス(二段階改築後) 白銀の世界(昼) 雪山(昼) 白銀の世界(夜) 雪山(夜) 白い闇の住人/ドドブランゴ 甲田雅人 雪山の汎用戦闘BGM 冬・雪・氷206位 嵐に舞う黒い影/クシャルダオラ クシャルダオラ戦 PS2 90位 烈火の岩山(昼) 小見山優子 火山(昼) 烈火の岩山(夜) 火山(夜) 火山の重鎮/グラビモス 甲田雅人 火山の汎用戦闘BGM 炎国の王妃/テオ・テスカトル&ナナ・テスカトリ テオ・テスカトル&ナナ・テスカトリ戦 狩人よ、前へ エンディング 唸る一匹狼/イャンガルルガ イャンガルルガ戦 モンスターハンター2 サントラブック Vol.2収録曲 同志らを求めて 成田暁彦 街への誘い 命愛でる季節へ 賑わいのドンドルマ 岡田信弥 ドンドルマの街(昼) 勇猛果敢に 小見山優子 闘技場 熱砂に送られし刺客 百石元 小闘技場の汎用戦闘BGM 市場の盛栄 岡田信弥 ドンドルマの街(フェスタ開催) 死闘の円形闘技場(コロセウム) 百石元 大闘技場の汎用戦闘BGM 月夜の石畳 岡田信弥 ドンドルマの街(夜) 我が威信を賭して 百石元 VS.クエスト 快然に相酌 小見山優子 さすらいの銃使い 美酒に舞う 成田暁彦 深更の酔想 岡田信弥 脅威なる龍の襲撃 小見山優子 街衢の荒廃(昼) 岡田信弥 戦闘街(昼) 街衢の荒廃(夜) 戦闘街(夜) 老山龍!? 甲田雅人 シェンガオレン戦 大敵への挑戦/シェンガオレン シェンガオレン戦最終エリア 第2回掘り出し19位PS2 82位 開演前 成田暁彦 アリーナ 開演 小見山優子 魂を宿す唄 甲田雅人 精霊へ歌う唄 生命へ捧ぐ唄 色色し宴にて 小見山優子 大老殿 そびえたつ塔 成田暁彦 塔(昼) 塔に現る幻/キリン 甲田雅人 塔の汎用戦闘BGM 空に浮く山岳/ヤマツカミ ヤマツカミ戦 黄金の鬣/ラージャン ラージャン戦 始まりの唄 祖なる龍 隠しトラック ミラボレアス(ミラルーツ)戦サウンドトラックでは始まりの唄に連結されている ゲームソング369位 思郷の地 小見山優子 ココット村(昼) 癒し228位 悠久の場所 甲田雅人 岡田信弥 森丘(夜) 深い森の幻影/オオナズチ 甲田雅人 オオナズチ戦 和風25位PS2 144位 孤愁の夜 小見山優子 ココット村(夜) 嗚呼!壮演 小見山優子 男の肉焼きセット 美味!壮演 肉焼き成功(男の肉焼きセット) 嗚呼!女々苑 成田暁彦 女の肉焼きセット 超美味!女々苑 肉焼き大成功(女の肉焼きセット) 嗚呼!猫まっしぐら 猫の肉焼きセット 美味!猫まっしぐら 肉焼き成功(猫の肉焼きセット) 嗚呼!万焼万歳 岡田信弥 よろず焼きセット 超美味!万焼万歳 よろず焼き大成功 プーギーウーギー☆ プーギー御満悦☆ 猫汁大作戦! Let's Funk! 小見山優子 試練の選択を 成田暁彦 村長の旅立ち 甲田雅人 「狩猟音楽集」収録曲 酒興の奏楽 荒野からの響き ドスの寒梅 サウンドトラック モンスターハンター2 サントラブック Vol.1 ジャンボ村の歌 モンスターハンター2 サントラブック VOL.2 ドンドルマの旋律 モンスターハンター 狩猟音楽集~3周年記念ベストトラック~
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/727.html
モンスターハンター3 【もんすたーはんたー とらい】 ジャンル ハンティングアクション 対応機種 Wii メディア 12cm光ディスク 発売・開発元 カプコン 発売日 2009年8月1日 定価 7,340円(税込) プレイ人数 1人~2人(オンライン接続は1人~4人) レーティング CERO C(15歳以上対象) 周辺機器 ヌンチャク、クラシックコントローラ、USBキーボード対応 判定 なし ポイント 久方ぶりの新規ナンバリング作品システム改革に伴うモンスター・武器の大幅な削除ゲームバランスは概ね良いクオリティは及第点以上不便なチャットシステム開発ハードの変更や商品展開の難も話題に モンスターハンターシリーズ 概要 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 オンラインプレイ時の問題点 総評 発売前の話題・小売殺し 余談・その後の展開 概要 カプコンの人気シリーズの一つ『モンスターハンター』の一作。読みの「Tri(トライ)」とはラテン表記における「3」のことである。 PS3での発売が予定されていたが開発中止となり、Wiiでの発売となった。 シリーズ前作の『モンスターハンターポータブル 2nd G』が爆発的にヒットし、2008年のゲーム大賞を獲得するまでに至ったために、この作品に対する期待は高まっていた。 特徴 『モンスターハンターポータブル 2nd(セカンド)G』(以下MHP2G)や『モンスターハンターフロンティア』といったシリーズ近作は、『モンスターハンター2(ドス)』(以下MH2)をベースに、独自のフィールド・モンスター・装備品など盛り込むような形で作られていた。 本作はナンバリングが振り直された事に伴い、舞台となる地域や登場モンスターが大幅に刷新されている。但し舞台は別地方であるものの世界観は共通。 それにともない、後の作品の骨組みの一部となる新しいシステムが意欲的に盛り込まれている。 モンスター 全部で18種類。大型モンスターはリオレウス・リオレイア・ディアブロスを除き全て完全新規。ただし亜種・希少種といったモンスターは存在しない。 旧作から登場している上記3種も、新規モーションの追加や変更が加わっている。 モンスターの生態がより詳しく表現されるようになった。例えばモンスター同士の絡みの要素が多く盛り込まれている。 モンスター同士の攻撃が、互いに大ダメージを与えあうようになった。大型モンスターは小型モンスターを豪快に蹴散らしながら暴れまわるようになり、巻き込まれて小型が死ぬ場面も多く見られるようになった。また大型の同士討ちを誘う戦略が有効な局面も。 一部の小型モンスターは、大型モンスターを確認するとそのモンスターに対して威嚇や攻撃を行う。 大型モンスターはスタミナが減るとパワーダウンし、草食モンスターを捕食したり、ハンターへ拘束攻撃をしかけることで体力を回復しようとする。 別種のモンスターを呼び寄せる能力を持つモンスターもいる。 クエスト対象外の大型モンスターがランダムに乱入する事がある。2頭狩猟クエストで登場すると、3体の大型モンスターが暴れ回ることもある。 モンスターの思考ルーチンに変更が加えられている。 基本的にハンターが行動不能になると、最大威力の攻撃を仕掛けてくるようなルーチンになっている。 特に実感させられるのが睡眠属性の攻撃を行うドスバギィだろう。ドスジャギィと同じような感覚で挑んだら、「睡眠→タックル」のコンボで沈められたハンターは多いはず。 装備品 武器カテゴリーは全部で7種類(大剣、太刀、片手剣、ハンマー、ランス、ボウガン、スラッシュアックス)。 スラッシュアックスは完全新規武器。旧作にあった双剣、ガンランス、狩猟笛、弓は登場しない。武器間のバランスや水中戦を加味した結果だと思われる。 武器のモーションが一部見直し・追加されている。 これにより片手剣や大剣でスタン(めまい状態)を取りに行くといった戦術が可能になった。 ハンマーは破壊力はそのままに、モンスターのスタミナを減らせる減気攻撃の特性が追加され、派生攻撃が大幅に追加されたり、キャンセル等が効きやすくなったために飛躍的に使い勝手が良くなっている。 ランスも従来のものと比べ、新モーションの使い勝手が非常に良く、より攻撃的な武器に様変わりしている。本作のみ突きの3回目からカウンター突きを出せるため頭一つ抜けているが、バランス崩壊には至っていない。 ボウガンが従来のライト・ヘビィに加え、ミドルが追加されて3種類になった。「フレーム」、「バレル」、「ストック」の各パーツを生産し自由に組み合わせでき、合計の重さで種類が決定する方式になった。 シリーズ中では珍しく「下位」防具を強化で「上位」に昇格させることが可能。装備を選ぶ上での自由度向上と共に、下位防具の死蔵をある程度防げる。 『MH2』とは異なり通常の上位装備も、必要素材さえあれば下位防具からの派生なしで作成可能なのでご安心を。 個々にスキルポイントやスロットが付加されている装備アイテム「お守り」が採用されている。 水中戦 「ハンター自ら水中に潜って戦う」という、従来には無かった新しい戦闘システムが導入された。 今までは水中の相手に対する手段は非常に限定的であったが、今作では水中でまともに戦うことが出来るようになった。 操作に多少の慣れが必要で、とっつきにくい印象がある反面、地上戦では通常狙いにくい部位を攻撃できたりする利点もある。 今作では重要なゲーム要素のひとつとなっており、下記の闘技大会や村専用のクエストにも水中のみのステージも存在する。 村専用となる大海龍ことナバルデウスの雄大さは一見の価値あり。 農場 増やしたいアイテムを指定して増やしてもらう方式。日数を指定し、経過した段階で農場に行けばまとめて受け取れる。 ハチミツ・虫・キノコなどが指定可能だが、鉱石は採掘できない。 魚は漁師に依頼することで取ってきてもらえる。村マップで依頼可能なのは便利だが、半日~3日と更新間隔が短く農場に比べ手間がかかる。 システム関連が整理され、従来に比べ採取作業効率が良くなっている。(下記の評価点も参照) 闘技大会 従来の作品同様に特定の装備で特定のモンスターを討伐する、いわゆる模擬試合。ここだけでしか手に入らないアイテムも存在する。内容も従来同様に、やり応えのあるものになっており、装備固定の関係上、力押しよりも戦術が大切になる場合も多い。また、報酬を使って手に入れることができる装備にはかなり実用的なものもある。 オフライン・オンライン問わず、闘技場で2人プレイができるようになった。 オフラインでは、自分のキャラクターデータを保存したWiiリモコンを持ち寄り、友人と遊ぶ楽しみ方が出来る。また、やりこみ要素になってしまうが、オフラインの特定クエストでのみ入手できるものも存在する。ただし、プレイヤーの操作ミスによるデータ消失(後述)には要注意。 オンラインでは、一人でも一応参加可能だが、闘技専用の募集コーナーがあり、共闘相手を探しやすい&オンライン限定のクエストも存在する。また、オフラインと違い、一定期間でクエスト内容の入れ替えが行われるため、時期を逃すと入手しにくいものも。 一部の仕様変更 閃光玉やシビレ罠は同じモンスターに何度も仕掛けると耐性がついて効果持続時間が短くなる。ハメ対策と思われる。 閃光玉は効果範囲も弱体化しているため、しっかりと当てる技術も必要になった。 落とし穴がディアブロスに効くようになった。これは後作にも引き継がれる。 一部スキルが統合されていたり、発動に必要なスキルポイントが底上げされているものもある。 「さびた塊」系のアイテムの変換方法が変わった。 素材としてこれらのアイテムを入手し生産するのではなく、クエスト中に入手することで精算時に自動で何らかの装備品に変化するようになった。 これにより、前作まで可能だった「リロードの繰り返しでレアな装備を狙う」方法はできなくなっている。 ネコキッチンも仕様が変わっている。 自分でアイルーを雇うことはできず、レベルはクエスト進行に伴い自動で上がるように。 その代わり、前作では単なる素材だった食券を使うことで狙いの食事効果を確実に発動したり、食べたことのある組み合わせの食事効果が表示されるようになるなど便利な部分もある。 評価点 旧シリーズの不満点を解消しようとする試みが随所に見られる。 当たり判定が大幅に改善。旧シリーズに見られた理不尽な当たり判定は少なくなり、視認と判定がほぼ一致するようになった。 壁際でのカメラワークの乱れがほぼ解消された。脱出困難となる壁際の袋小路も減少しているため、壁際でも戦闘しやすくなっている。 プレイヤーが受身を取るなど、新モーションが追加された。また転倒中もスタミナが回復するようになり、スタミナ切れで回避・防御が出来ずハメ殺されるパターンが減少した。 小型モンスターの下方修正。過去作品に比べ攻撃頻度や正確性が減少。大型モンスターとの戦闘に集中しやすくなった。 ステータス確認画面でリモコンのポインタを合わせることでスキルの説明を見ることが出来るようになった。 ゲームバランスや新規モンスターは概ね好評価。 モンスターの中では、ボルボロスとイビルジョーの人気が高く、後の『MHP3』での弱体化を残念に思ったプレイヤーも多い。それ以外のモンスターも、過去作に無かった独特の動きを見せる。 続投の大型モンスターは3種のみだが、こちらの仕様変更も好評。 特に「チキン飛竜」「空の王者(笑)」などと言われていたリオレウスは、こちらから手が出せない動作が大幅に減少。剣士系でも殴れるぐらいの高さからの低空での空中戦が主体となり、威風堂々とした戦い方を身に付けた。その一方、低空飛行時には風圧が嫌というほど発生し、風圧で動けない時にリオレウスの攻撃が直撃→力尽きる、という事態が多発。一部のハンターから不満が聞かれるようになった。少数ながら、「低空をパタパタ飛んでいる今作より大空を雄大に飛んでいた過去作のほうが格好良かった」という声も。 プレイヤー側に不利な要素(モンスターをハメにくくなった事など)が増えた一方で、有利な要素(モンスター同士の攻撃ダメージ増加など)も増し、より奥深いゲームとなった。 剣士と比べて不遇だったガンナーの扱いが改善された。 弾薬がアイテムスロットを圧迫し採集できないという問題を、弾薬用アイテム枠追加で解決。 更に剣士用ポーチとガンナー用ポーチを独立させ、剣士→ガンナーに装備を変えた時にあらかじめ必要なアイテムが揃うようになった。 下位ボウガンでも上位で使用出来るように強化できるため、下位で作ったボウガンが無駄にならない。 弾の種類が増え、スタミナ減少・気絶・尻尾の切断を狙えるようになった。 『MH2』にあった「サブクエスト」が復活し、結構な数のクエストに付加されている。 特定の条件を満たすと報酬が増えるというもの。貰える物の中には通常入手困難なものも一部含まれる。 条件を満たした上でベースキャンプで手続きすると、サブクエストクリアとしてクエストを終了することが出来る。 主目的を達成していないためクエスト完全クリアにはならないものの、この部分の報酬やクエスト内で入手したアイテムなどは受け取れる。 クエストを失敗しそうな状況などになった時、非常手段としても有用。 グラフィックが美しく、フィールドやモンスターの迫力を引き出している。モンスターの鱗の質感などに生き物らしさが加わった。 地味な変更点ながら、モンスターの影が従来の単なる円形からモンスターごとに固有の形状になっている。 ただし、過去作『MHP2G』までのグラフィックは全て一貫して同じだったために、それに見慣れていると最初は違和感を感じる事もあった。 採取・採掘ポイントにそれとわかるオブジェが表示され、見つけやすい。 それまでと異なり、所持しているピッケルなどにアイテム欄をいちいち切り替える必要は無く、ボタン1つで採取できる。また、それ以上採取できなくなるとオブジェが消えるため、無駄に探すことがなくなった。 時間経過で採取・採掘ポイントのオブジェが復活したり入れ替わったりする。また色や形が違うレアオブジェ(珍しいものが出やすい)が出現する場合もある。 農場の仕様変更はゲームテンポの改善につながっている。 従来に比べ、農場が狭いので走り回らなくて良く、各コーナーを1回ずつ確認するだけで良いため採取時間が短く、特にオフライン序盤などは恩恵が大きい。 オンラインのプレイ料金にWiiポイントによる決済を導入したことでオンライン契約の煩わしさが無くなり、オンラインモードのハードルが下がった。 新たなオトモキャラ、奇面族の「チャチャ」の性能が前作までのオトモアイルーに比べて優秀。 「特技はノーコストで付け替え可能」「体力回復・能力強化などの能力をもつ踊りをデフォルトで使用可(こちらも変更可能)」「複数のお面を付け替えることでモンスター探知・肉を焼くなど様々な特殊能力を発揮」「採取だけでなく剥ぎ取りを行う」など非常にありがたい性能になっている。 ただ、優秀すぎて狩りの緊張感を削ぐ、という意見も一部ある。連れて行かない設定もできるのでこの辺りはお好みで。 ちなみに開発段階の設定では人間のオッサンハンターであったらしい。…この設定変更は正解だろう。もしこのままであったらオッサンが様々な踊りでハンターを強化していたのである。笛での強化になっていたかもしれない…。 ハイクオリティな音楽 今作の音楽は『MHP2G』より加わった小見山優子氏と牧野忠義氏がメインコンポーザーを担当した。 今作はチェコのオーケストラによる生演奏が使用されている。 本作でも、モンスターハンターの雰囲気を際立てる秀逸なBGMが数多く存在する。 壮大な曲調のメインテーマ『生命ある者へ』。 新アレンジでハンターを出迎える『英雄の証』。 『モンスターハンター』シリーズでは珍しい、ピアノを基調とした凍土の戦闘BGM『零下の白騎士』。 迫力満点の、パッケージモンスターを象徴する孤島の戦闘BGM『海と陸の共震』。 シリーズ初のボーカル入り戦闘BGM『月震』(*1) 世紀末を思わせる、ラスボスにぴったりな『殷々たる煌鐘の音』。 ジエン・モーラン戦の決戦ステージで流れる『迎え撃つ大銅鑼』。また、このステージでは、撃龍槍を当てるとちょっとした演出が用意されている。 その勇ましさから、ハンターの戦意向上に多大な影響を与え、評価も高い。 + 撃龍槍を当てるとどうなるのか? 決戦ステージでは、撃龍槍を装備した船をベースにして戦う。この時、ジエン・モーランに撃龍槍を一発お見舞いすると、『英雄の証』のショートバージョン(*2)に曲が切り替わる。ただし、撃龍槍を当てる前に討伐完了してしまうことも多いため、ソロでもなければ狙って行うのは難しい。 賛否両論点 モンスターの種類の絶対数が少なく、ひいてはその素材から作られる装備品の種類も少ない。 過去作の武器4種が削除された点も含め、「ボリューム不足」が指摘されている。 モンスター総数は携帯機の『MHP2G』で60種(亜種・希少種含む)。これと比べてしまうと、本作の18種という数字は大きく見劣りする(もっとも、2シリーズの総集編ともいえる『MHP2G』や、アップデートによるボリュームアップが臨める『MHF』と比べるのは酷な話ではあるが)。 また属性間の扱いの差も大きい。古龍種を除くと氷、雷、麻痺の使い手であるモンスターが1種類ずつしかおらず、必然的にこれらの属性を使いたい時の選択肢が狭まっている。 同じモンスターでも武器によって立ち回りが全く異なるため、武器削除がボリューム面に与えた影響は大きい。これまでのシリーズでは武器は据え置きあるいは増加傾向にあった中での削除なので、削除武器の愛用ユーザーからの不満は大きい。 ただし、新武器であるスラッシュアックスを含め、武器間のバランスはシリーズ中で比較的良い方である。(ただし地上に限る) 防具面についてもお守りが追加された事で、防具とスキルの組み合わせを考える際の自由度が高まったともいえる。 それに伴い、良質の物を求めて特定火山クエストにひたすら労力を費やすハンター(通称:炭鉱夫)が今作から出現する。 これらの課題に対して、ユーザーからは亜種・希少種(*3)の採用を始めとする旧作要素の継続路線を希望する声が多く挙がった。一方で、これはあくまでも旧作と比べてのボリュームダウンであり、本作自体は数十時間以上十分に遊べるゲームである。また、亜種で水増し(*4)せずに新規モンスターを中心に構成し、武器についても数を絞る事で程良いゲームバランスを保った調整を評価する声もある。 水中戦における息継ぎ周りのバランス調整が甘い。 酸素ゲージの減り自体がかなり遅く、あまり酸素に気を配る必要がない。ゲージ減少が早くなる(デメリット)スキルがつくとようやく気になるレベル。酸素ゲージを全回復する気泡も各フィールドに設置してあり、位置を覚えればわざわざ息継ぎに出る必要すらなくなってしまう。 このため酸素ゲージに関わる「酸素」スキルや酸素ゲージを回復する酸素玉はごく一部でしか出番がないことがほとんど。 一方で、あまり減少が早かったり、回復が煩わしいと戦闘どころではなくなるとの意見もあるので、これ自体は賛否両論といった所か。 属性やられの追加により、火球や放電などモンスターの属性攻撃の脅威が増し、これまで以上に気を配る必要性が出てきた。 全体的に『MHP2G』以前に比べると防具の属性耐性が極端で、特にマイナス耐性はそのままだと-20やら-30やらといった数値になってしまう。これにより、属性攻撃を多用するモンスターの戦闘力が大幅に向上している。 問題点 試み自体は評価されているものの、水中戦は全体的に練りこみ不足な面があり、評判があまり良くない。 水中ゆえの動きの遅さなどある程度は仕方がない面もあるが、操作性が凄まじく悪い。 水中では緊急回避が出来ない。また、泳いでる最中に攻撃と回避のボタン入力を受け付けない時間がある。回避や攻撃が1回できないだけで大幅に不利になってしまうこのシリーズには致命的である。 地上戦と違い敵味方共に動きが三次元となるため距離感がつかみづらい。 武器バランスは概ね良好である本作だが、水中における使い勝手は格差が激しい。 片手剣は手数の減少と回避性能の低さで著しく弱体化。デメリットを受けるばかりで長所がない。 逆にランスは非常に有利。水中では動きが鈍くなり、回避よりもガードの方が被弾を減らせる傾向が大きいためである。また攻撃面も、地上よりも手数が減らないし、ステップも回避と違って緩慢ではないため有利である。加えて突進が普通に泳ぐよりも早いので移動手段やヒットアンドアウェイの戦法としても使えるなど、頭一つ抜けている。 モンスターを一新したものの、「設定が理不尽」「戦っていて面白くない」という不人気モンスターが一部存在する。 特に上記の水中戦を得意とするモンスターは全体的に不人気な傾向にある。 モンスターそのものよりも水中戦自体が嫌われている部分が大きいか。 獣竜種にあたるモンスターは、「振り向く際に一歩後ろへ下がる」という行動をとり、その後突進等の攻撃へ即座に移行する。これについて、振り向きざまにモンスターの顔へ渾身の一撃を加えるというスタイルをとる大剣やハンマーを使うプレイヤーからは少々不満が出ている。この辺は経験を積んで臨むしかないのだが……。 そもそもこの問題は、これまで鳥竜種の専売特許であったバックステップを大型モンスターが用いることになったことへの不平が絡んでいるとも考えられる。 「古龍種」討伐の作業化が従来作と同等以上に顕著になっており、専用部屋の数が多い割に効率を重視する部屋の割合が高いため、装備条件が合わないと参加を断られてしまうハンターが頻出した。 操作に使うクラシックコントローラはPS2のコントローラに比べてボタン数が少ない。そのため一部の操作が複数ボタン同時押しになってしまい、据え置きのコントローラ操作に慣れているユーザーは戸惑う事も少なくない。 特に納刀状態からガードや溜め行動を行う際の操作(R1+x+aボタン)。慣れないうちはキック(xボタン)が暴発してしまう事が多いため、非常に使いにくい。 Wii版『MHG』ではR1+xの同時押しにより、ダッシュ中ならばxボタンを押すだけでガードや溜め行動ができたため、余計に改悪とみなされやすい。 なぜか太刀を作成可能になる時期が遅い。オフラインプレイでは中盤まで武器屋のラインナップにさえない。 ボウガンの仕様変更については「微妙」という評価が多い。 システム自体はなかなか面白みがあるものだが、モンスターの種類の少なさが災いし作れるパーツの種類が少なすぎる。このため組み合わせの選択肢も必然的に少なくなり、結局似たり寄ったりの物しかできない。 結局『MHP3』以降ボウガンの仕様は元に戻ることになり、ミドルボウガンは本作のみでの登場となっている。 一部スキルに必要な条件が底上げされたため、そのスキルを使用したい場合、装備の選択肢の幅が限定的。 モンスターの種類の少なさに伴い、着せ替えの組み合わせバリエーションが少なく、防具をシリーズ一式で揃えてしまうと他人と被りやすい。 制限時間の単位に「分」が使われているが、実際の制限時間はゲーム中に表示される制限時間の0.9倍という不可思議な仕様。 つまり、制限時間50分のクエストは現実世界の45分で終了する。慣れてしまえば、制限時間ギリギリまで戦うようなゲームではないのだが、初心者の内は注意が必要。 村でWiiリモコンに保存された闘技場データを受け取るとリモコン内のデータは上書きされる。そのため、そのままセーブせずにゲームを終了するとアイテム・クリアタイム等のデータが再度取得できなくなってしまい、苦労が水の泡となる。 通常は本体データに闘技場のデータを保存するのでこの現象は起こらない。リモコンを複数持ちよってのマルチプレイ時、ゲストプレイヤー側にのみ起こりうる事態。こまめにセーブすれば防げるものではあるが… オンラインプレイ時の問題点 オンラインのチャットシステムの貧弱さ。 一回のコメントで入力できる最大文字数はわずか16文字。『MHF』はもちろんPS2で発売された過去作と見比べても、お粗末な仕様と言わざるを得ない。よく言われる物では、「ウラガンキンを狩りに行きませんか?」が1回で入りきらないといった有様。 日本語変換ツールには『かしこい日本語ATOK』が使用されているのだが、これがびっくりするほどかしこくない。 よく挙がるものでは「ヒと(人)」「簿迂愚(防具)」「素着る(スキル)」「討議上(闘技場)」「擬留土(ギルド)」これらはいずれも『モンハン』シリーズにおいて使用頻度の高い語句である。 一方で「おジャ魔女どれみ」や「Hey! Say! Jump!」など、ゲーム中でほぼ確実に使わない単語は一発変換できる。おジャ魔女どれみに至っては「おじゃまじょ」だけで変換できるなど、無駄な部分でかしこいため余計に腹が立つ。 クエストの最大定員が4人にもかかわらず、部屋の最大定員が10人と中途半端。 4人1組で行動するため、満員の時はパーティを分ける必要がある。ただし、目的別の募集部屋では部屋定員自体が4名なので、そちらを利用することで改善は可能。 唯一の水中戦用古龍である「ナバルデウス」が何故かオフラインでしか戦えない。 当然ながら「ナバルデウスを多人数で狩りたかった」というユーザーは多い。 他プレイヤーが受注したクエストにエントリー後、「準備完了」している間は、動くことはおろかチャットさえできなくなる。 前作まではプレイヤー一覧で各ハンターのステータスが見られたが、今作は個々のハンターに近づかないとステータス確認が出来ない。 どのハンターがどのクエストまで受けられるかの確認がかなり面倒。Wii版の『MHG』にすらあった機能なのに、なぜ仕様を変更したのか。 オンラインプレイのハードルはPS2で出された過去作に比べ下がったが、それによりネチケットに乏しい者が多く流入するという弊害も生まれた。 上記のとおり、比較的容易にオンラインを利用できるため、若年層が格段に増えたとされる。 また、本作で太刀に追加されたモーション、「気刃大回転斬り」は通称「気刃大迷惑斬り」と言われるぐらい巻き込み率が高い。このため、従来からソロでの扱いやすさや見た目の格好よさによりプレイヤースキルの伴わないプレイヤーが多く、元より地雷扱いされやすい太刀使いの地雷率が更に跳ね上がった。 本作の太刀は大回転斬りをキッチリ当てて行かないと火力が出ない仕様であることも大きい。もちろんプレイヤースキルの高い太刀使いも多いので、太刀を使っているというだけで地雷扱いするようなマナー違反は慎むこと。 総評 単体で見れば平均以上の出来である。旧作で指摘されてきた問題点がかなり改善されており、シリーズものとして見ても及第点以上といえる。 また従来シリーズと比べて取っ付きやすい操作系である本作は、内容は評価されても操作性で敬遠されがちだった海外市場において モンスターハンターシリーズの名を広める事にも貢献した。 しかし、システムの一新に伴うボリューム不足が足を引っ張っており、『MHF』や『MHP2G』をプレイしたユーザーからの評価は大きく分かれている。 オンラインでの協力プレイが楽しいシリーズなだけに、オン環境に大小様々な問題を抱えている点も残念であった。 発売前の話題・小売殺し + ... カプコンは当初、本作をPS3で発売するとしていたが、開発費などの理由でWiiに変更した。そのため本作目的でPS3を買ったファンからは批難の声が挙がった。 ソニー据え置き機での完全新作は、9年後の『MHW』を待つこととなる。 本作発売数ヶ月前に『MHG』を、本作の体験版+クラシックコントローラをセットにしてリリースしている。『MHG』はクラコン専用で必然的にクラコンを所持することになる。その後クラコンPRO及びそれを同梱した本作が発売。 なお、ゲームとのセット販売されたクラシックコントローラPROは今作のためにカプコンの開発スタッフと協議した上で作られた、いわば特注仕様である。任天堂が他社に意見を求める事は前代未聞。 本作の販売方法は小売店から顰蹙を買った。 この理由には販売のやり口のあざとさが挙げられる。発注時期の情報ではクラコン同梱版が限定発売でしかも配分が少なかったのだが、小売店が通常版を沢山発注した頃を見計らったかのように、クラコン同梱版が大幅に増産&新色追加&限定だったはずが後出しで再生産。しかも再受注無しで満数出荷と小売店にとっては頭の痛い展開となり、供給過多で発売からわずか1週間ほどで半値以下まで落ち、原価割れとなってしまったためである。出荷本数が非常に多いこともあり、現在でもかなりの安価で投げ売りされている。 余談・その後の展開 販売本数はWiiではサード製タイトルで唯一ミリオンヒットを達成し、当時の据え置き版ではシリーズ最高の売り上げ(*5)となった。 カプコンの目標販売本数だった200万本には及ばなかったが、Wiiソフトの売り上げ本数では歴代11位と健闘した方である。 海外での評価と売上もモンハンとしては高く、任天堂が大々的に宣伝したこともあり、北米・欧州合わせて70万本とそこそこのヒット。 ただ、ある程度売れたにもかかわらずWiiの市場問題の関係上か、WiiではG等のマイナーチェンジ版は発売されていない。 2010年12月1日に『ポータブル』シリーズ最新作である『モンスターハンターポータブル 3rd』が発売された。 容量の都合で水中戦こそ無いものの、今作で削除された武器の復活、今作に登場した新要素の追加、新フィールドや新モンスターの追加、旧作モンスターや今作に登場したモンスターの亜種の追加がなされている。 今作の最大の特徴ともいえる水中戦が削除された点も、皮肉なことに『MHP3』では概ね好評を持って迎えられた。 なお、『MHP3』は初週で今作の売上累計を軽く超え、450万本と(当時)シリーズ最高(*6)の売上を叩き出している。もっとも売上に関しては、ハードの普及率や協力プレイの手軽さといった事情から、一概に比べられる物ではないが……。 本作のアップグレード版である『モンスターハンター3G』が3DSで、それをHD化したものがWii Uで発売された。 データ引継ぎができないものの、『MHP3』に登場したモンスター及びその亜種の追加、『MHP3』に登場しなかったモンスターの再登場、今作で削除された武器カテゴリの復活等、本作の不満をほぼ払拭する内容になっている。 あくまでも本作のアップグレード版であり、『MHP3』で削除された水中戦も本作そのままの使用で続投している。
https://w.atwiki.jp/mhwiki/pages/37.html
モンスターハンターとは 2004年にカプコンから発売されたアクションネットゲーム 最大4人でチームを組み、フィールドに棲む様々なモンスターを ハンティング(狩り)する形式のゲーム。 狩りで得たモンスターの素材で武器や防具を作り 更なるハイランクのモンスターに挑んでいきます。 カプコンのアクションMOです。 オンラインで、でっかい飛竜を倒そうぜ! そんなゲーム。 ちなみにシリーズ5周年になりました。パチパチパチ モンスターハンターシリーズ 【PS2】 モンスターハンター ↓ モンスターハンターG ↓ モンスターハンター2(dos/ドス) 【Wii】 モンスターハンターG モンスターハンター3(tri/トライ) 【PSP】 モンスターハンターポータブル ↓ モンスターハンターポータブル2nd ↓ モンスターハンターポータブル2ndG 【WINDOWS】 モンスターハンターフロンティアオンライン 武器と防具 モンスターハンター(MH)は狩りで倒したモンスターの 皮や体の一部を素材にして武器や防具を作ることが出来る。 強いモンスターほど、優秀な武器・防具が制作可能。 武器職は「剣士」と「ガンナー」に分かれる。 「剣士」は接近戦でモンスターと戦う、いわば前衛。 片手剣 双剣 大剣 太刀 ランス ガンランス ハンマー 狩猟笛 スラッシュアックス 「ガンナー」は主に中・遠距離で銃火器による攻撃を行う。 ヘヴィボウガン ライトボウガン 弓 剣士武器は序盤から安易に制作が出来、狩りも進めやすいが ガンナーは弾薬代など諸経費が掛かるので最初は苦しい家計を 強いられる。 防具は、頭・胴・腕・腰・脚と5つのパーツに分かれている。 それぞれパーツの組み合わせが可能、自分好みに差し替えて 見た目を変えることが出来る。 その他にもスキルや装飾品など、新要素も加わり 戦略的に組み合わせを考える楽しさも増えた。 その他 【良い部分】 MOならではの気軽に参加して遊べる、サヨナラできるので とっつき易く、アクションゲームなので自由に行動できる。 戦闘も目まぐるしく展開するので刺激があって面白い。 Lvという概念が無く、武器・防具の換装次第で ベテランもビギナーも同じ立場で遊ぶことが出来る。 アクションが長けている人だと1年も2年も差は関係ない。 【悪い部分】 家庭用ゲームは決められたデータしかディスクに入ってなく 巧い人だとある程度の日数でオールクリアーもできてしまう。 目的が無くなり、飽きて離れるMO独特の性質がある。 アクションなのでログを読んでクリックなタイプと違い アナログレバー2つと複数ボタンという独特な操作性 スピーディな戦闘についていけず難儀する部分もある。 チャットなどコミニュケーション面も最低限の機能しか ついてないのでストレスが溜まる人も少なくない。 萌え要素がまったく(一部は含んでいるかも)ない。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4045.html
本稿では、PS2『モンスターハンター』とPS2/Wii『モンスターハンターG』を併せて紹介します(両方とも「良作」判定)。 モンスターハンター 概要 ゲームシステム クエスト 装備 モンスター アイルー 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 モンスターハンターG 概要(G) 追加要素 PS2版 Wii版 評価点(G) 賛否両論点(G) 問題点(G) 総評(G) モンスターハンター 【もんすたーはんたー】 ジャンル ハンティングアクション 対応機種 プレイステーション2 メディア DVD-ROM 1枚 発売・開発元 カプコン 発売日 2004年3月11日 定価 7,140円 プレイ人数 1人(オンライン接続は1人~4人) レーティング CERO 15歳以上対象 コンテンツアイコン 暴力 周辺機器 USBキーボード、オンラインプレイ対応 判定 良作 ポイント 大人気シリーズの原点リアリティを意識したデザインとシステムモンスターはあくまでも大自然に生きる動物野性味溢れる世界観狩りゲーというジャンルを一躍広めた モンスターハンターシリーズ 概要 のちに人気シリーズ化するハンティングアクション『モンスターハンター』の第1作。略称は『MH』や『モンハン』、シリーズ内で区別する場合は「無印」など。 オンライン接続によるマルチプレイ機能を搭載している。 タイトルが示す通り、このゲームの主たる目的は「獲物を狩る」こと。 村人や街からの依頼を受け、クエストをこなし、得たお金や素材で新たな装備を作り、さらなる強敵に挑んでゆく。 一応のストーリーはあるが、やりこむほどにストーリー性は希薄になる。「エンディングのない冒険活劇」と言える。 この特徴は昨今のネットゲームに多く見受けられる。良く言えばやり込みに特化したスルメゲー、悪く言えばストーリー性が極小な作業ゲー。 本作ではクエストごとに依頼主によるミニストーリーが設定されており、特定のクエストをクリアするごとに村人のセリフが変わるといった要素はあるが、特に意識しなくても問題はない。 ※なお、2011年6月にマッチングBBのサービスが終了し、本作を含むPS2でリリースされたシリーズ作は全てオンラインモード使用不可となった。 ゲームシステム クエスト クエストはオフラインモードの「村」、オンラインモードの「街」のいずれかで受注し、各フィールドで遂行する。 オンラインではロビーにいるプレイヤー達の中から、最大4人のパーティを組んでクエストに出発できる。 フィールドがクエストごとにロビーから独立しているという点で、オンラインゲームのジャンルとしてはMO(マルチプレイ・オンライン)アクションに属する。 フィールドは「森と丘」「砂漠」「ジャングル」「沼地」「火山」といった大自然の地形が5種類と、オンラインの特殊クエストにのみ登場する建造物である「砦」「シュレイド城」を加えた計7種類。 フィールドにはベースキャンプが設営されており、いつでも休息して体力を回復できる。 クエストは原則として参加者が累計で3回力尽きると失敗となる。さらに制限時間が設けられており、超過した時点でも失敗となる。 体力が尽きた場合でも即クエスト失敗にはならず、クリア報酬金の減額と引き換えにベースキャンプで復活できる。 「パーティメンバーが合計3回力尽きた時点でクエスト失敗になる」というシステムは以降のシリーズにも引き継がれている。 ダッシュしたり緊急回避する際には「スタミナ」を消費。ダッシュしていないときに自然回復するが、スタミナを使い切ると息切れしてしまい大きな硬直が発生する。 また、時間経過によってスタミナの最大値は一定ずつ減少してしまう。これを回復するには「こんがり肉」などの食料を食べる必要がある。 主な調達手段は小型モンスターから「生肉」を剥ぎ取り、「肉焼きセット」で焼くこと。成功時に流れる「上手に焼けましたー!」のボイスはCMにも使われ、シリーズの象徴にもなった。 スタミナの最大値が下がりきっても力尽きることはないが、戦闘や移動において非常に大きなペナルティとなる。 全体的な世界観は「弱肉強食」を意識したシビアなものなのだが、前述の「上手に焼けましたー!」をはじめとして、細部にはむしろコミカルな演出が目立つ。 特に主人公であるハンターのモーションは、「スタイリッシュでカッコいい物」というよりも「外連味を効かせた大仰な物」が大半。 これは、激しい戦闘中でも他のプレイヤー行動が理解できるようにするためという理由もある。 主人公の風貌もスレンダーなイケメン風ではなく、どちらかというと野暮ったい印象(女性も一般的なゲームよりは肉感のあるモデリング)。 また、装備のデザインもただカッコいい物だけでなく、意図的にダサさを狙った装備も存在している。 この辺はある程度最初から意識して設計されているようだ。 装備 ハンターは武器を1種類、防具を最大5種類(頭・胴・腰・腕・脚)装備することができる。装備によって外見も変化する。 初歩的な装備品は店で購入できるが、より強力な装備を製作するためには様々な「素材」を集めて工房に持ち込む必要がある。 素材はフィールド上での採集の他、倒したモンスターから剥ぎ取ることで手に入れる。強い装備を手に入れるためには強いモンスターを倒す必要がある。 装備の特性は素材となるモンスターの性質に準じていることが多い。そのため、火属性をもつ武器や雷属性に強い防具など各装備に特徴がある。 特定の組み合わせで発動する「スキル」もまたモンスターの性質を反映したものが多い。 装備はクエスト中に変更することはできないため、クエストに応じて適切な装備を選ぶ必要がある。 武器 武器には以下の6種類があり、それぞれに一長一短がある。近接武器を扱う場合は「剣士」、遠距離武器を扱う場合は「ガンナー」と呼ばれる。 頭部を除くほとんどの防具は剣士とガンナーで制限があり、専用のものを身につける必要がある。遠距離攻撃主体で戦うガンナーの防具は防御力が低い。 ゲーム中武器を扱う上で障害となる「制限」がある。 近接武器は「斬れ味」というゲージがあり、武器を使い続けると斬れ味が落ちていき、それに応じて与えられるダメージは低下する。部位による補正を加味した与ダメージが低いと、モンスターに弾かれて隙を晒すリスクも増える。回復には「砥石」というアイテムを使う必要があるが、砥石を使っている間は動けないのでモンスターに襲われることもある。 遠距離武器は一定の弾数を撃つごとにリロードしなければならず、装填する弾も自分で持ってきたものを使うため有限である(*1)。 弾ごとに射程や性質が異なる。さらに状態異常を与えるもの、味方を回復するもの、爆発によって大ダメージを与えるもの等の特殊なものもあり、これらを使い分ける必要もある。 + 武器一覧 剣士 大剣:巨大な両手剣を扱う。リーチと一撃の威力を兼ね揃え、刀身によるガードも可能。動作は少し重いが納刀が比較的速いため、ヒット&アウェイが得意。 片手剣:小柄な剣と盾を扱う。攻撃力の低さを機動性と手数で補う立ち回り重視の武器。属性攻撃を得意とする。 ランス:長大な槍と大型の盾を扱う。機動性に劣るが、抜群のガード性能を誇る。一点集中の突きは弱点を的確に狙うのにうってつけ。 ハンマー:巨大な塊棍を扱う。リーチが短くガードもできないが一撃の威力は抜群。移動しながら力を溜めることで、繊細な立ち回りから隙の少ない強打を繰り出せる。 ガンナー ライトボウガン:小型のボウガンを扱う。ガードはできないが、遠距離攻撃が可能で機動性が高い。 ちなみに本作のボウガンとは、弦と火薬によって弾丸を発射する、本来のボウガン(クロスボウ)と銃の中間的な存在である。 ヘビィボウガン:大型のボウガンを扱う。ガードができないうえに機動性も劣るが、遠距離攻撃の威力は更に高い。 モンスター 大自然に生きる生物たち。本作においては爬虫類系がメインであり、小型・中型モンスターは「恐竜」のイメージが強い。大型モンスターは「飛竜(ワイバーン)(*2)」と呼ばれる。 豚やイノシシといった哺乳類、あるいは昆虫がモチーフのモンスターも存在するが、本作ではあくまでも雑魚扱いである。 小型・中型モンスターは「討伐」するのみだが、大型モンスターはある程度体力を減らして生け捕りにする「捕獲」も可能である。 この頃は討伐と捕獲は明確に分かれており、捕獲用アイテムが支給されるのは捕獲クエスト限定となっている。 また捕獲が目的の場合、必要以上にダメージを与えてとどめを刺してしまったらクエスト自体が即座に失敗となり、剥ぎ取りすらできない。 本作にはまだ、捕獲しても倒しても良い「狩猟」は無い(採用されるのは『MH2』以降)。 大型モンスターは体の部位ごとに「肉質」(要するに防御力)が異なり、肉質の柔らかい弱点部位に攻撃を当て続ける事で効率良くダメージを与えられる。 肉質は斬撃・打撃・射撃でそれぞれに設定され、さらに火や水といった属性耐性も部位ごとに異なるので、装備によってどこを狙うかという知識が重要。 具体的なダメージ量は数字で表示されないがヒットエフェクトで有効な部位かは判別可能。部位ごとに一定ダメージが蓄積すると「怯み」や「転倒」が発生したり、モンスターが空中であれば「墜落」するので、その頻度から間接的にダメージ量を推測する必要がある。 モンスターの体力も非表示。戦術した怯みの頻度や、モンスターが足を引きずるなどのモーションから弱っているかを判別しなくてはならない。 戦うことになる大型モンスターの一部を紹介する。 + 大型モンスター抜粋 イャンクック 大きな耳が特徴の「怪鳥」で、最初に対峙する大型モンスターであり、誰もが通る難関。 ゲリョス ゴム質の体を持つ「毒怪鳥」で、毒液やトサカから放つ閃光、アイテム盗みなど厄介な攻撃を持つ。 フルフル 日の当たらない洞窟に潜む異形の飛竜。伸縮自在の首による攻撃や体内発電が武器。 リオレイア 大地を駆ける「雌火竜」で、リオレウスと対をなす存在。「陸の女王」の異名を持ち、地上での戦闘力は圧倒的。 リオレウス 本作の看板を務める「火竜」で、『モンスターハンター』の世界を象徴する存在。「空の王者」の異名に違わず飛行からの攻撃が強力。 ガノトトス 地底湖や川に棲む「水竜」で、巨体を生かした体当たりや水流ブレスを用いる。 ディアブロス 砂漠を縄張りとする、2本の大きな角が特徴の「角竜」で、突進や砂中からの突き上げ攻撃が強力。モノブロスの近縁種。 モノブロス 真紅の一本角が特徴の「一角竜」で、単身での狩猟のみが許されており(つまりオフラインモード(1人プレイ)専用)、この種の討伐を成し遂げる事が『英雄の証』とされる。 バサルモス 岩の如き硬度の外殻が特徴の「岩竜」で、周囲の岩に擬態して潜んでいる、グラビモスの幼体。 グラビモス 堅牢な外殻をもつ「鎧竜」で、動きは比較的緩慢だが、溶岩地帯をものともせずに駆け回り、強烈な熱線ブレスを吐く。 ラオシャンロン 悠久の時を生き続け、山のような外観から漢字表記で「老山龍」とも書かれる。誰もが息を呑む程の圧倒的な巨体を誇る。 ミラボレアス 「運命の戦争」を意味する名を持つ「黒龍」で、4本足に加えて翼を持つ、ファンタジー作品に登場するドラゴンのような見た目である。 アイルー 「獣人種」にあたる小型モンスター。見た目は二足歩行してしゃべるネコ。中には人間と共生していてハンター生活の手助けをしてくれる者もいるが、狩り場において敵対する者もいる。 今でこそシリーズのマスコットキャラクターとして有名だが、当時は着せ替えも可能な豚「プーギー」がマスコットとされていて、アイルーは今のような可愛げはなかった。 しかし、アイルーの方が見た目が可愛く人気が上がったため後の作品においてキッチンやオトモなどの要素が追加され、マスコットとしての地位を確立することになったのである。 鳴き声は音響スタッフが飼っているネコから直接サンプリングしたもの。 黒い体毛の「メラルー」もいるが、こちらはハンターのアイテムを盗む厄介な相手。作品によってはアイルーの色違い扱いになっていることも。 いずれも、一定ダメージを受けると地面に潜って逃げる(死ぬことはない)という点で他のモンスターと差別化されている。 評価点 グラフィック 広大な丘陵、過酷な砂漠、鬱蒼した密林、不気味な沼地、灼熱の火山といった自然描写は圧巻で、世界観を盛り立てている。 武器・防具の収集要素 モンスターから剥ぎ取った素材等から装備を作成できるが、そのデザインがなかなか個性的で、集める楽しみがある。 リオレウスシリーズのような正統派なものから、クセの強いゲリョスシリーズのような個性的なものまで、一通り揃っている。 異なる種類の装備を組み合わせる、いわゆる「着せ替え」も面白い。もちろんガチガチの最強装備に拘るのも有り。 防具は5部位を自由に付け替えることができ、いずれも外見に反映される。当時の3Dゲームとしてはかなりの作りこみである。 戦闘 始めのうちは防戦一方でなかなかモンスターにダメージを与えられないが、敵の攻撃が把握できるようになると、それを華麗にかわしつつ、弱点部位に強烈な一撃を叩き込めるようになる。 自由度が高く、同じモンスターでも色々な楽しみ方がある。安全な場所からボウガンでチクチクいっても良し、危険を承知で真正面から大剣の一撃をかましても良し、毒でじわじわといたぶっても良し。 問題点で挙げるようなストレスの溜まる要素もあるが、本作の戦闘の面白さの虜になったプレイヤーは多い。 サウンド 以降のシリーズ作を通してメインテーマとして用いられている「英雄の証」を筆頭に、音楽の評価は非常に高い。 作曲者は甲田雅人氏、柴田徹也氏、高野充彦氏、Momora氏(*3)。 フィールドでは普段は環境音のみが流れ、大型モンスターと対峙すると戦闘BGMが流れるという仕組みになっている。 戦闘BGMは美しくも厳しい大自然や、そこに生きるモンスターの力強さ、恐ろしさを前面に押し出した曲調となっている。 重厚感にスピード感とテンポの良さを上手く融合させたメロディアスなBGMは、狩猟の雰囲気を否が応にも盛り上げる。 その汎用性は単なるゲームBGMの枠を超え、現在では秘境探検や巨大生物の捕獲など、自然や野生を取り扱ったテレビ番組でも頻繁に使用されるほど。 また、武器を振る時の風切り音や、ハンターの動きに合わせて防具が軋む音、砂漠岩地で響き渡る鳥の鳴き声や、ジャングルで轟々と流れる大河の水音など、環境音やSEにも現実さながらのリアリティがあり、力が入っている。 モンスター 本シリーズで戦うことになるモンスター達は、「地球侵略や世界征服を企む悪の存在」や「魔法を駆使して戦う魔物」ではなく、「大自然で生態系を築く生き物」という面が強調されている(*4)。 火を吐いたり雷を放ったりといったファンタジー的な要素はあるものの、炎や雷を生成するための器官を持っているという設定であり、魔法などを駆使するモンスターは一切存在しない。 周りの環境に合わせた進化を遂げ、攻撃されると怒り、弱ると足を引き摺って巣に逃走するなど、その泥臭い振る舞いは当時のアクションゲームの敵キャラクターとしては斬新だった。 モンスターの見た目も、どこか現実にいてもおかしくないようなリアルさを持っている。実際、奇抜な見た目であっても現実の生物をモチーフにしていたり、作中でその見た目である説明がされている物が殆ど。 一部のモンスターだけだが、「○○の生態」というプリレンダのムービーでモンスターの捕食や子育ての様子を見ることが出来る。ゲーム中では見られない行動も多く、モンスターの違った一面を見られると好評。 後述の資料集に詳しいが、モンスターの活動によって人間の生活が大きく脅かされるような特例のみがクエストとして貼り出され、ハンターが問題解決(=モンスターの狩猟)に赴くという設定。私利私欲のためにモンスターを乱獲したり、密猟したりするような依頼は表向きには禁止されている。 NPCにも「モンスターは恐ろしいが共存すべき存在である」という旨の台詞があり、単純な敵対関係とは異なる独特の距離感を持った世界観であることが分かる。 設定資料集「ハンター大全」には、自然を調査するハンターズギルドの存在やギルドによって管理されるクエストのシステム、本編では語られていないモンスターの生態や特徴も多く記されており、資料的価値が高い。 そしてそれら生態的特徴がモンスターのデザインやゲーム内でのモーションに上手く反映されていたりと、整合性を意識して作っていることが窺える。 没になったモンスターや装備品などのイラスト資料も「絶滅種」「未確認情報」「試作品」などの扱いで世界観に還元している。中には後のシリーズで実装された要素もある。 賛否両論点 ゲームバランス 一概に「良い」とはいえない。後のシリーズ作と比較するとかなり大味。 後述するように武器種間のバランスが悪かったり、同じ武器でも生産難易度と性能が釣り合っていないものが多い。 オンライン(街)クエストは後の『ポータブル』シリーズと比べて難易度がかなり高い(*5)。 上位クエストでもモンスターが強力。補助アイテムも充実しておらず、制限時間を目いっぱい使わないと達成が難しいことも多い。 一方で、後のシリーズで見られる露骨な隙潰しは少なく、大振りな攻撃を繰り出すモンスターの隙をいかに突いて攻撃するかというゲームデザインが徹底されているため、このバランスを評価する声は今なお根強い。 剥ぎ取り・採取のランダム性 剥ぎ取りで得られるアイテムは完全に確率依存。レア素材を手に入れるために何度となく同じクエストをこなさなければならないこともある。 ユーザーを選ぶ点であり、時に「作業ゲー」「運ゲー」と揶揄される所以でもある。本作に限らずオンラインゲーム等でしばしば上がる問題ではある。 本作の場合は各アイテムの入手手段が限られている上にプレイヤー間でやり取りすることもできない。 なお、開発の段階では「モンスターに一番ダメージを与えたプレイヤーが一番良い報酬を受け取れる」などの貢献度システムの導入も視野に入れられていたが、紆余曲折の末に参加者全員が平等・ランダムな報酬を受け取れる仕様になった模様。 貢献度システムを採用したら、それはそれで格差が生まれることも想像に難くないため、これ自体は決して間違った発想とは言い切れない。 しかし、このおかげで「特定の素材が欲しいハンターには出ずにお手伝いで狩猟に参加したハンターばかりに出てくる」「レア素材がまだ価値の分かってない初心者やもう必要ない熟練者にばかりボロボロ出てくる」「全然活躍しなかったハンターの報酬が一番豪華」といった事態が頻繁に発生し、今なおプレイヤーの間ではネタの対象となっている。 低レア度の消耗品などを除いたほとんどのアイテム及び、全ての装備品はプレイヤー間でトレードできない。現在でこそソーシャルゲームなどでごく一般的に見られる仕様だが、当時のオンラインゲームとしては珍しかった。 採取で得られるアイテムの数も確率依存であり、運が悪いとなかなか欲しい素材を集めることができず、手間がかかる。特にこのあおりを受けているのがボウガン。 本作ではレベル3の弾は全て調合限定なので、レベル3の弾をまともに使うのが不可能に近い(*6)。 しかもオフラインでは調合確率を100%にする手段がない上、調合一回ごとに数秒の待機時間がかかる(99発分調合するだけで数分かかる)。 中でもレベル3以外の弾をほぼ使えない「老山龍砲」は、攻撃力最大のボウガンでありながらほぼ完全なネタ武器と化している。 この問題は『MHP』から「農場」を取り入れたことである程度解決しており、Wii版『MHG』でも「ペットの豚(プーギー)にアイテムを取りに行かせる」ことで手間を軽減させている。 もっさりとも評される硬直の多いモーション 回復薬を飲むとガッツポーズをする、砥石を使うとその場で数秒間完全に硬直するなど、アイテム使用時の硬直時間が長い上にキャンセルができない。 剝ぎ取りやアイテム採取をする際も、その場で足を止めて数秒間動きが止まってしまう。 これらのモーションは大型モンスターとの戦闘時でも行われる。動きを止める必然性がある砥石はともかく、ガッツポーズはプレイヤーを苛立たせる原因となっている。 とはいっても、硬直時間も前提とし、「敵の重い攻撃から逃れつつアイテムを使用するチャンスをうかがう」「敵を追い払ってから剥ぎ取りやアイテム採取を行う」という意図は明らかであり、続編以降も基本は変わらない。本シリーズのゲーム性の1つともいえる。 ただし調合1回ごとに数秒かかる点については、先述の通り特にボウガンの運用に重大な影響を及ぼしたため、続編以降では一度でも成功したことのある調合は一瞬で行えるようになった。 その他の硬直時間はシリーズの伝統として続いていたが、14年後の『MHW』では遂に見直しが入り、ガッツポーズの廃止(アイテム使用中の移動)、アイテムの使用キャンセルが可能となった。 オンラインアクションゲームであることを考慮すると、これらの硬直はチャットのための「間」にもなる。たかが数秒でも、慣れれば定型文の呼び出しくらいは可能になる。 なお、開発陣によると、「チャットなしでも遠くから見て何をしているのかわかるようにモーションは大仰に作った」という側面もあるらしい。 仮にモーションが控えめだと、他プレイヤーの体力ゲージを注視していない限り、傍目からは回復しているのではなくサボっているようにしか見えないこともあるかもしれない。 独特の操作体系 「十字ボタンでカメラ操作」「右スティックで攻撃」という、本シリーズ以外ではあまり見ない操作体系を採用している。 慣れないうちは厳しいものの、「キャラ移動」「カメラ操作」「攻撃」「アイテム選択」のコマンドがそれぞれ独立していることで、忙しい戦闘中でも次の展開を見越した細かい操作が可能となっている。 本作にはポーズ(一時停止)やメニュー画面が存在しないので、アイテム選択などもリアルタイムで行う必要がある。 後のシリーズでは、オフラインでのみポーズは可能となっている。 この操作体系はPS2で発売された3作品に共有されている。またキーコンフィグも存在しない。 問題点 クエスト配置のバランスの問題 オフラインには序盤の中ボスのような存在の「ドスランポス」討伐クエストだけで4つもクエストが存在する。さらに「ドスゲネポス」と「ドスイーオス」にも似たような問題がある。 「森丘にてリオレウスを避けつつ飛竜の卵を運搬する」クエストがオフラインだけで4つも存在する。 オフラインでは「ゲリョス」「ガノトトス」「リオレイア」の討伐が目的のクエストが存在せず、前二者は別のクエストのお邪魔キャラとしてのみ登場し、リオレイアはいわゆる「村最終」クエストでリオレウスと同時に戦うのみという、ラスボスのような扱いである。 2011年6月いっぱいをもって無印のオンラインサービスは終了したため、オフラインで彼らの素材が必要な場合はお邪魔キャラとして登場した個体を倒さなければならない。 ただし「ゲリョス」に関しては、敢えてターゲットと無関係に出現することにより「死に真似」の区別が難しいというギミックになっている。 ターゲットの討伐に成功した時点でファンファーレが鳴ってクエストクリアとなるので、通常のクエストでは死に真似か否かが明確にわかる。 さすがにこの問題は次回作の『MHG』で改善された。 武器間の性能バランスの悪さ ハンマーが弱い。リーチが短いために弱点部位が高い位置にあるモンスターと相性が悪かったり、ガードができないのでモンスターの咆哮を防げなかったり(当時「聴覚保護(耳栓系)」のスキルはまだ無かった)、打撃武器なので尻尾を切断できなかったりするため、リーチと機動性を併せ持つ大剣の劣化版のような位置づけになってしまっている。 後の作品でハンマーの最大火力となる、縦振りからのホームラン攻撃も存在しなかった。 一部の武器がゲームバランスを崩すほどに強い。大剣の「龍刀【紅蓮】」が筆頭で、属性つき大剣でありながら最強クラスの無属性大剣と同等の基本攻撃力を有する(*7)ため、非常に汎用性が高い。そして比較的少ないレア素材で作成できる。 以降の作品と比べると全体的に属性ダメージがやたらと通るようになっている。武器自体の属性値は(同ランク帯で比べれば)現行シリーズとさほど変わらないが、50%前後のダメージが通る部位が珍しくない(*8)。 毒が非常に強い。時間当たりのダメージは現行作と変わらないが、毒エフェクトが出る度に効果時間がリセットされる仕様であった。 つまり、適度に攻撃を加えていれば永続的に毒に冒したままにできるため、本来ネタ武器とされていた「さぼてんハンマー」でラスボスを討伐してしまったパーティーまで登場する始末。 ボウガンはパーティプレイにおけるサポート役のような位置づけであり、弾数という制約があるにもかかわらず剣士と比べて火力が抑えられている。 前述のように本作ではクエスト中の弾調合が難しい。仲間の剣士が予備の弾を持っていかないと途中で弾切れになることも多かった。 なお、本作の時点では、「相手モンスターに合わせて武器種を臨機応変に持ち変える」という運用がある程度前提になっていた部分があり、特定武器以外での狩猟が非常に難儀なモンスターが何種類かいる。 この時点では後のシリーズでよく見られるようになった、「特定の武器種に愛着を持ってそれだけを使い続ける」いわゆる「○○使い」と称されるプレイスタイルはかなり困難だった。 フレンドリーファイアの存在 本作では状態異常時ではなくとも、プレイヤーが繰り出した攻撃には味方にも喰らわせることが可能になっている。 流石にダメージこそないものの、自分の攻撃が味方に当たるとリアクションを取って隙を晒してしまうので武器によっては折角の攻撃チャンスなのに一部のアクションを自重するハメになる。初心者が悪気なく妨害行為をしてしまうことも多かった。 スーパーアーマーが付く攻撃を使い続けることで、フレンドリーファイアを避けるテクニックもあるのだが、スーパーアーマーを付けやすい武器種とそうでない武器種で格差を産む要因になっている。 一番問題視されたのが、この仕様を悪用して剥ぎ取り・採取時に攻撃を仕掛けて妨害すると言う迷惑プレイヤーまで存在した事である。 一応ネタとしてプレイヤー同士の了承を得た上で対人戦(*9)を行うプレイヤーはいるが、特にこの仕様はこれと言ったメリットが皆無なため、ゲーム的に見るとただのストレス要素となっている。 この仕様は後のシリーズでも長い間続いており、ある種の駆け引きとして機能していた面もあるが、『MHW』にてようやく見直しが入る事となる。 カメラワークの悪さ 壁際に追い込まれた際、壁が透過状態になるのではなく、ハンターを頭頂から見たカメラアングルに勝手に切り替わる。敵が視認しづらくなるため、これが原因でやられることも多かった。 以降の作品でもあまり改善されないが、フィールド自体の工夫によって対処する傾向が見られる(*10)。根本的な改善は『MH3』を待たねばならない。 モンスターの攻撃 大型モンスターはもちろん、小型の草食種モンスターや甲虫種モンスターさえも、いざハンターを見つけると優先して襲ってくるため、"弱肉強食”の世界観に水を差してしまっている。 アイルーは手を出さない限り何もしないが、何らかの攻撃を受けると(それがモンスターのものであっても)プレイヤーを敵と認識する。 飛竜の風圧ですら攻撃と見なされて戦闘態勢に入り、タル爆弾を抱えてプレイヤーに突撃してくる。 戦闘が始まると逃げるのは「アプトノス」「ケルビ」のみ。他のあらゆる生物は、たとえ捕食者(天敵)である飛竜が目の前にいてもハンターを執拗に攻撃する。 一応、モンスター同士にも攻撃の当たり判定があるが、そのダメージはごく小さく設定されている。小型モンスターでも飛竜の突進を何発も耐え、同士討ちを狙う事は困難であった。 一部の大型モンスターの攻撃には理不尽な当たり判定が存在する。例を上げると動作時にモンスターの部位に当たってないのに何故かダメージとリアクションを取る仕様になっている。 これらのモーションを使った謎の攻撃をプレイヤー達の間では揶揄も含めて「亜空間タックル」と呼ばれた。この問題点はシリーズを重ねる毎に改善されることとなる。 これらの仕様も生態表現に磨きの掛かった『MHW』にて見直されることとなった。 剥ぎ取り時の問題 フィールド内のエリア移動ではロードが入るが、モンスターによっては討伐時による攻撃でエリアの境目の向こう側に吹っ飛んでしまい、そこまで剥ぎ取りをしに行こうとすると当然ロードが入って別のエリアに飛んでしまうため、素材を剥ぎ取れなくなる。尻尾切断でも同様のことが起こる場合がある。 フィールドによっては水や溶岩の中など、プレイヤーがどうやっても入ることのできない場所でモンスターが力尽きてしまい、素材が剥ぎ取れないこともあった。プレイヤーはこの現象を「池ポチャ」と呼んでいた。 作品を経る毎にこの問題は改善されていき、『MHW』ではフィールドがシームレスになり、エリア移動時にロードが発生する事が無くなったためこの問題は解消された。 アイテムボックスの容量が少ない 無印では1ページ(100枠)しかアイテムを保存できない。さらに1枠あたりのスタック数は手持ちと同様。「薬草」なら10個、「秘薬」なら2個で1枠を占領するといった具合である。装備品に至っては武器と防具を合わせて64個しか持つことができない。 モンスター素材は一通り保管し、回復アイテムは常に一定量のストックを…というプレイをすると村クエストの中盤でパンクする。 攻略情報を見ない限りアイテムの用途や希少性がよくわからないので、何を残すべきかという判断が非常に難しい。 『MHG』では装備品も1ページ100個となり、アイテム共々「収納上手の書」により3ページまで増やせるが、アイテム数はさらに増えているので厳しいことには変わりない。 Wii版『MHG』では追加アイテムが無いのにデフォルトの所持数が2ページ分増やされ、全アイテムが99個ずつスタック可能になった。 そこまで緩和しても適正だと判断されたということから、元々の所持数制限がいかに厳しかったかがわかるであろう。 非常に面倒な武具作成 本作において武具を作るときに必要な素材は、アイテムポーチにいれた状態でないと作成できない。そのため、強化先の素材数を覚えて、アイテムボックスからわざわざ必要数分を持ってくる、という二度手間が発生する。 意図がわからないマスクデータ 今では考えられないが、武器の属性値はマスクされており、正確な数値を確認することは不可能だった。属性武器自体少なかった作品ではあるものの、大剣の「龍刀【紅蓮】」や「封龍剣【滅一門】」といった同属性の武器が存在する場合は、判断できず選別に難儀した。 また、防具の組み合わせで発動するスキルも、何の組み合わせで、何のスキルが発動するかマスクされている。また、中には確定でマイナススキルが発動するものも存在するので、これらは避けようがない。 総評 本作は元々カプコン社内でも大きな期待は寄せられておらず、「実験作」のような扱いであった。 しかし往年のカプコンACTさながらに「突き放し」といわんばかりのストイックなゲーム性とシビアな難易度、その中で見上げるような巨大なモンスターを倒した時の達成感といった要素がユーザーに評価され、口コミで広まり、ジワ売れの結果累計20万本という新規IPの中では異例のヒット作となった。 ゲーム雑誌等でも取り扱われるようになり、『モンスターハンターG』が発売されるきっかけとなった。 余談 仲間と協力して大きなモンスターを倒す、クエスト制と言った要素は本作のPSP移植版『モンスターハンターポータブル』の系列でブームを巻き起こし、『GOD EATER』『怪獣バスターズ』『討鬼伝』など多くのフォロワーを産み出した。 よく『ファンタシースターオンライン』シリーズと比べられる事があるが、そもそもモンハン開発者は 「初代PSOを参考にしました」 と公言している。いうなれば本作もPSOのフォロワーでもあるのだ。その後もPSOシリーズはSF要素を強めにし、豊富なキャラクリによるアバター制を重視。MHシリーズは原始的な要素を強めにし、骨太なアクションで大型ボスを狩る要素の楽しさをフューチャーするなど、それぞれ違う方向に進化を続けていった。これを知らずに安易に「PSOはモンハンのパクリ」などと言う事は、無知をひけらかす事と同意なので注意されたし。 後に『ファンタシースターオンライン2』と『モンスターハンター フロンティアZ』において、両シリーズ間のコラボレーションが実現した。 サミーから2012年にロデオからパチスロ化、2014年にサミーからパチンコ化された。 モンスターハンターG 【もんすたーはんたー じー】 ジャンル ハンティングアクション 対応機種 プレイステーション2Wii メディア 【PS2】DVD-ROM 1枚【Wii】12cm光ディスク 発売・開発元 カプコン 発売日 【PS2】2005年1月20日【Wii】2009年4月23日 定価(税込) 【PS2】7,140円【Wii】3,990円【Wii スターターパック(*11)】5,240円 プレイ人数 1人(オンライン接続は1人~4人) レーティング 【PS2】CERO 15歳以上対象【Wii】CERO C(15歳以上対象) コンテンツアイコン 暴力 周辺機器 【PS2/Wii】USBキーボード オンライン対応【Wii】クラシックコントローラ専用 廉価版 【PS2】PlayStation2 the Best 2007年10月11日/2,090円 判定 良作 概要(G) 元々は前作を「廉価版」として再販する予定だったが、好評を受けて大幅な追加要素をプラスした新作として本作が発売された。 前作のセーブデータはコンバート可能。一部アイテムやクエストクリア情報は失われるが、装備品はそのまま引き継げる。 ゲームバランスの調整、新武器種「双剣」の追加、亜種モンスターの登場など、多数の追加要素がある。 追加要素 PS2版 「訓練所」の追加 与えられたアイテムと装備でモンスターに挑む、腕試し的な要素。後のシリーズ作でも定番となった。 新規モンスターの追加 多くのモンスターに色違いの個体が登場した。後に「亜種」と呼称されるようになり、これまた後のシリーズ作の定番となった。 ただし、今作では出現条件が厳しい(後述のサイズ更新を行い金冠をつける必要がある。リオレウス・リオレイア・モノブロスはオフラインでも銀冠をつければ出現する)。 おまけに、リオレウス・リオレイアは専用のクエストが存在する(*12)が、それ以外のクエストはランダム出現の上に通常のクエストと入れ替わりで出現し、クエスト名や説明文が同じで区別が付かない(*13)。 『MHP』やWii版については、クエスト名や報酬金の違いで別のクエストだと区別できるようになった。 新武器「双剣」の追加 左右の手それぞれに剣を持つ。ガードはできずリーチも短いが、手数で攻めるタイプの武器。スタミナ減少のリスクと引き換えにパワーアップする「鬼人化」が可能で、その状態でのみ使える「鬼人乱舞」は特に強力。 スキルシステムの変更 前作では特定の防具を組み合わせることでのみスキルが発動したが、本作からは全ての防具に「スキルポイント」が設定され、系統ごとにポイントの合計が一定値を越えることで発動するようになった。 これにより、スキル組み合わせのバリエーションが飛躍的に上昇。さまざまなスタイルの狩りが可能になった。 「耳栓」「斬れ味レベル+1」など今では定番のスキルも、初登場は本作である。 モンスターサイズの導入 大型モンスターは戦うたびに「身体のサイズ」が異なるようになった。記録として残るため、これを更新するのも楽しみの一つである。 一定以上のサイズを倒すと数値の横に銀や金の冠がつく(*14)のも名誉であり楽しみであり、シリーズの定番となった。 『MHG』では最大サイズのみ記録されていたが、『MH2』からは「最小サイズ」も記録されるようになった。 「G級クエスト」の追加 上位クエストよりも更に高難度のクエスト。このクエストでないと手に入らないアイテムも存在する。 Wii版 PS2版の追加要素に加え、『MHP2G』までの基本機能の多くを追加。 報酬を直接アイテムボックスに送れる、アイテムボックス内で調合可能など、アイテム周りが格段に便利になっている。 大剣の溜め斬り、片手剣の武器出し中のアイテム使用といった後発の要素が逆輸入されている。 原種と亜種はそれぞれ独立した別々のクエストに出るようになっている。 評価点(G) 前作『MH(無印)』の問題点の改善 クエスト内容の調整。リオレイアやガノトトスなどの討伐クエストが追加され、素材集めや狩猟数稼ぎがより楽になった。 ゲームバランスの調整。武器性能やモンスターの能力などに修正が加えられた。特に無印で猛威を振るった属性ダメージに関しては、武器の面でもモンスターの耐性の面でも大幅に弱体化された。 調合システムの改善、店売りアイテムの増加、スキルによるサポート等により一部の武器の実用性が増した。 例えば『MH(無印)』ではネタ武器同然だった「老山龍砲」は、扱いづらいものの強力な武器という位置づけになった。 ハンマーの強化。一部のタメ攻撃後の隙をタメでキャンセルする機能が備わり、連続攻撃のフィニッシュが大幅に強化され(*15)、多少大剣との差別化が図られた。 毒の仕様変更。毒のダメージ量はそのままに効果時間のリセットは無くなったので大幅に弱くなった。 その埋め合わせかどうかはわからないが、本作より登場した亜種モンスターは全体的に毒の効果ダメージが大きめになっている。 やり込み要素の強化 G級クエスト、訓練所、亜種などの追加要素によりボリュームが大幅にアップ。やり応えが更に増した。 賛否両論点(G) 全体的にスキルの重要度が増えたために、スキル最優先で装備を組むことが増えた。前作では関連部位以外の防具はスキルに影響しなかったが、本作からは全ての防具がスキルに影響する。 結果として戦略性は増したが、見た目とスキルの両立は困難になり、好きな装備で狩る事という事が難しくなってしまった。 この傾向はシリーズが進むごとに顕著になり、「必須スキル(付いている事が前提として語られるスキル)」という概念まで生み出されてしまった。 マイセット機能が存在しないため、必要に応じて装備品を1つずつ付け替える必要がある。そのたびにローディングが発生するのでテンポが悪い。 問題点(G) 双剣の調整不足 シリーズの中では比較的武器間のバランスが取れているほうだが、新武器である双剣にやや問題がある。 手数は多いものの一撃あたりのダメージは片手剣以下で、斬れ味の消費も激しい。スタミナと引き替えに強化する「鬼人化」も可能だが、アイテムのストックの都合で以降の作品よりも多用はしにくい。つまり基本的には使い勝手がかなり悪い武器である。 一方で手数の割に異様に属性値の高い武器が存在し、ダメージや状態異常の効率で頭一つ抜けた存在となっている。続編でも一部の双剣によるバランスブレイカーは以降も半ば野放し状態となっていた。特に「封龍剣【超絶一門】」については龍属性が有効な相手に対して一強となっていた例も多い。 「封龍剣【超絶一門】」は、基本攻撃力が低く属性攻撃力が高いピーキーな性能ながら、双剣特有の圧倒的手数によって、それを補って余りある威力を誇る。 「双鉄扇【ガバス】」は非常に高い睡眠属性を持つ。特に、落とし穴に落とした状態で眠らせると拘束時間がリセットされる仕様だったのでハメ戦術が横行していた。 ランス最強時代 無印の時点でもランスは特に欠点のない武器だったが、攻撃後の隙をステップでキャンセルできるようになって手数が上昇。さらに強化された。 武器自体の性能によりおおむねバランスはとれていたものの、最強の物理攻撃力に加えて高い属性値をも併せ持つ「黒滅龍槍」によるハメ殺しが横行した。 訓練所の解放条件 モンスターごとに、一定数を討伐するごとに武器種別のクエストが解禁されていく仕組みだが、モンスターによっては最大で20頭も討伐しないと全ての武器種が解禁されない。 特にオフライン専門の場合、既に必要な素材が溜まりきっているにもかかわらず、解禁のためだけに狩り続けるような状況が発生する。 訓練を含む全てのオフラインクエストをクリアすることが出現条件のクエストが存在する(いわゆる村最終)。完全クリアを目指す場合、クエスト自体の難易度よりも解放がネックになりがち。 次回作以降は基本的に全ての武器種の訓練が同時に開放されるようになったが、本作のWii移植版では修正されていない。 総評(G) ゲームモードやモンスターのバリエーション追加、新武器種やスキルシステムの刷新といった新要素によって、 1作目のゲーム性を損ねることなく、システム面でも設定面でも大きな広がりを見せることに成功した。 本作が単なる廉価版に留まらなかったことで、後のシリーズ展開の基礎を作り上げたと言える。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4212.html
【注意】本稿では『モンスターハンターポータブル 3rd』と、PS3移植版『モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver.』の2本を紹介する。 モンスターハンターポータブル 3rd 概要 特徴・評価点 過去作からの改良点・新要素 『MH3』からの変更・改良点 賛否両論点 問題点 総評 余談 モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver. 概要(HD) 評価点(HD) 問題点(HD) 総評(HD) 余談(HD) モンスターハンターポータブル 3rd 【もんすたーはんたーぽーたぶる さーど】 ジャンル ハンティングアクション 高解像度で見る 裏を見る 対応機種 プレイステーション・ポータブル 発売・開発元 カプコン 発売日(UMD/DL) 2010年12月1日 / 2011年7月28日 定価(UMD/DL) 5,800円 / 4,800円 プレイ人数 1人(アドホックモード時1〜4人) レーティング CERO C(15歳以上対象) 廉価版 PSP the Best 2011年9月22日/2,990円 備考 「日本ゲーム大賞2011年間作品部門」大賞 判定 良作 ポイント 『MH3』ベースの新作遊びやすさを意識した進化へ新要素は概ね好評ポータブルシリーズ及びPSP作品最大のヒット作事実上の『ポータブル』シリーズ最終作 モンスターハンターシリーズ 概要 『モンスターハンターポータブル 2nd G』(以下『MHP2G』)以来となる、モンスターハンターシリーズの2年半ぶりの携帯機向け新作。 『モンスターハンター2(ドス)』がベースだった『MHP2G』と異なり、当時の据え置き向け最新作であった『モンスターハンター3(トライ)』(以下『MH3』)をベースとして多くの要素を受け継ぎ、携帯機向けの調整と追加要素を施した作品である。 モンスターは『MH3』の大部分のものに加え、看板モンスターとなる雷狼竜「ジンオウガ」や既存モンスターの亜種を含め16種が新規追加。既存モンスターの亜種を除くと7種(*1)。 本作で狩りの拠点となるのは、和風の世界観が特徴的な「ユクモ村」。UIや音楽、システム面にも和の要素が多く取り入れられている。 特徴・評価点 新要素や『MH3』からの変更点の多くは良い方向に向かっている。下記を参照。 過去作からの改良点・新要素 + 新モンスター 完全新規 名前 種族 特徴 アオアシラ 牙獣種 熊をモチーフとしたモンスター。丈夫な腕甲による殴り攻撃が強烈。ハチミツが好物。 ウルクスス 牙獣種 ウサギをモチーフとしたモンスター。氷上を腹這いで滑走、旋回してハンター達を翻弄する。残念ながら頭装備はウサミミではない。 ラングロトラ 牙獣種 アルマジロをモチーフとしたモンスター。回転攻撃に加え麻痺ブレスや悪臭ガスなど、多彩な攻撃をしてくる。 ドスフロギィ 鳥竜種 フロギィの群れのリーダー。しばらくその場に残る毒霧を吐いて攻撃してくる。 ジンオウガ 牙竜種 本作の看板モンスター。シリーズ初の牙竜種。雷光虫を呼び寄せ電撃を身に纏う事で、電撃系統の攻撃をしてくる。慣れると苦戦しないが油断するとあっさりやられる絶妙なバランスと、専用戦闘BGMから人気は高い。 ハプルボッカ 海竜種 砂の海を泳ぎまわり、大口による噛みつきや砂ブレスで攻撃してくる。釣り上げたり、大タル爆弾を食べさせてダメージを与えることが可能。 ドボルベルク 獣竜種 ハンマーのような球状の尻尾をもつモンスター。自身の巨体をハンマー投げの要領で飛ばしてくる。背中のコブが弱点。 アマツマガツチ 古龍種 本作のラスボス的位置づけ。嵐を巻き起こし、水ブレスや竜巻による攻撃を行う。討伐すると嵐がやんで空が晴れ渡り、虹がかかるその達成感は、言葉では表せない。前後作のラスボスと違い、シークレットモンスター(*2)扱いはされていない。 既存の亜種 名前 種族 特徴 ロアルドロス亜種 海竜種 紫色のロアルドロス。毒を付加する攻撃をしてくる。 クルペッコ亜種 鳥竜種 赤彩色のクルペッコ。翼の電気石を用いて、電撃系統の攻撃をしてくる。 ボルボロス亜種 獣竜種 凍土に生息する、雪を纏ったボルボロス。雪玉飛ばしに加え、特徴的な軌道の突進攻撃をしてくる。 ギギネブラ亜種 飛竜種 黄土色のギギネブラ。電撃系統の攻撃をしてくる。怒り状態になると体色は赤く変化する。旧作のフルフル、フルフル亜種に近い。 ウラガンキン亜種 獣竜種 青銅色のウラガンキン。ガス攻撃や火薬岩に悪臭効果が付いた。 ナルガクルガ亜種 飛竜種 緑色のナルガクルガ。原種以上にトリッキーに動く。尻尾の刃を食らうと確実に気絶状態になる。 アグナコトル亜種 海竜種 凍土に生息する、氷塊を纏ったアグナコトル。火属性攻撃を見舞うと纏っている氷塊を剥がせる。 ベリオロス亜種 飛竜種 砂原に生息する、緑黄色のベリオロス。自身が作り出す竜巻を使って、急降下攻撃をしかけてくる。 ティガレックス亜種 飛竜種 黒色のティガレックス。原種同様砂原や火山に生息。原種よりもさらに狂暴になり大咆哮を使用する。 新フィールド「渓流」の追加 これまでにない和風の世界観のフィールド。紅葉が生い茂る渓谷となっている。 『MHP2G』で導入された、オトモアイルーシステムの強化 オトモを二匹まで選択でき、好きな武具を装備させることが可能に。ソロでの狩りのハードルが幾分低くなった。 プレイヤーの腕が上がると、逆に足手まといになりがちなのは相変わらず。 素材を武具や防具の生産に用いると「端材」というアイテムが自動的に生産される。オトモの装備はこれを用いて生産する。 マルチプレイでも、プレイヤーが2人の場合はオトモを各1匹ずつ連れて行けるようになった。 農場でのオトモ訓練も増加。能力を向上させる訓練はもちろん、1クエスト限定のスペシャルスキルを発動させる「滝行」などの特殊な訓練もある。 複数のオトモを、プレイヤー無しで狩場へ派遣する「ニャンタークエスト」が追加。クエストの種類に応じた報酬素材を入手できる。 「タル配便」の導入 ベースキャンプにいる宅配用メラルー“ニャン次郎”に預けて、クエスト中に一度だけアイテムを自宅のアイテムボックスに宅配させることができる。 「臨時ポーチ」の導入 クエスト中のみアイテムポーチが1ページ(8個)追加される。臨時ポーチのアイテムはクエスト終了時にアイテムボックスに送られる。上記のタル配便と合わせて1回のクエストで非常に多くのアイテムを採集できるようになった。 集会浴場における「温泉」と「ドリンク」 温泉に入ることでクエスト前に体力・スタミナを強化できる。また、ドリンクを飲むことで、「ネコの○○」といった特殊効果を得られる。要するに、前作におけるアイルーキッチン(ネコ飯)にあたるが、食材の選択に関係なく体力とスタミナが最大まで上昇するため、上げやすくなった。 これらは集会浴場(集会場)に存在するので、クエスト準備にかかる手間が少なくなった。 ただし、村クエストの場合、自室(装備の変更)→集会浴場→村、と「遠回り」を余儀なくされる。 既存モンスターの攻撃モーション追加 リオレウス、リオレイア、ディアブロスは『MH3』準拠のモーションが採用されているほか、上位ドスファンゴの暴走、ナルガクルガの回転攻撃など、復活モンスターにも新モーションが追加されている。 「攻撃力ブースト」の導入 「武具玉」を用いることで武器の攻撃力を底上げする。派生素材が手に入れられない段階で詰まってしまった時の救済措置となる。 ただしブーストは一度のみで、その武器を派生強化するとブースト効果は失われる。派生強化後に再びブーストさせることはできる。 武器の攻撃力及び攻撃・状態異常属性数値の均一化表示 簡単に言うと、攻撃力の表示が直接計算に使われる値になった。属性も実際に計算に使われる1/10に表示が直された。あくまで表示上の問題で、与えるダメージ自体は過去作と変わりは無い。 過去作ではダメージ計算や状態異常の際に属性値を1/10にしていたり、表示攻撃力は武器のアクションの威力を考慮してイメージしやすいように武器毎に違った値が乗算されていた。 「上位の片手剣なのに攻撃力が下位の大剣より弱い」のような勘違いが起こらなくなり分かりやすい反面、シリーズ経験者はかえってイメージが付きにくい所もある。本作以降も表示方法はこの方式と従来のものが混在している。 スキルの新規追加・統合・廃止 例:「肉焼き」「地図」「釣り」スキルを「狩人」スキルとして統合。 「ふらっとハンター」の導入 ギルドカードを交換したハンターが、オフライン浴場に現れることがある。時折アイテムをくれたりする。 ダウンロードクエストが、個数制限が事実上無くなり全て入れられるようになった。 本作ではダウンロードクエストのセーブファイルを別にすることで容量に余裕をもたせている。(実際には100個が上限らしいが、本作分を入れるには十分) 音楽は『MH3』にも携わった牧野忠義氏と裏谷玲央氏が担当した。 拠点の雰囲気に合った和風な音楽が多いのが特徴。 ユーザーからの評価も高く、ユクモ村のBGM『秘湯を求めて』、渓流汎用戦闘BGMの『陽昇る水景』、ジンオウガ戦の『閃烈なる蒼光/ジンオウガ』、アマツマガツチ戦の『嵐の中に燃える命』など名曲揃いである。 スタッフロールの『祭への招待状』では、過去作の村のBGMのフレーズが使われている。 『MH3』からの変更・改良点 水中戦の廃止と、それに伴うモンスターやフィールドの変更・削除 水中戦が主となるラギアクルス、ナバルデウスなどが登場しない。 ロアルドロスは地上戦が大幅強化されている。 水没林や孤島の水中があるエリアが一部修正され、フィールド「海底遺跡」が登場しない。 属性やられ状態の回復アイテムを「ウチケシの実」で統一 龍属性やられの廃止 「覚醒」など一部のスキルが廃止 これにより、元々属性値のなかった武器に属性がついて調整された。 乱入クエストの仕様変更 クエスト達成後、乱入判定。確定すると演出が挿入され、一定時間おいてフィールドのどこかに乱入モンスターが登場。 双剣・ガンランス・狩猟笛・弓が大幅にアクションが増えて復活。 + 以下武器詳細 双剣 モーションが殆ど一新され、よりコンパクトになった。 鬼人化や鬼人強化状態では回避がステップに変化する。無敵時間は通常回避と差はないが隙が小さいため有利。これにより、ステップと連撃を駆使して、より細かい攻めを駆使する武器になった。 新たに、「鬼人強化」が追加。鬼人化中に攻撃でゲージを最大まで溜めることで、鬼人化解除状態でも一部鬼人化状態の特性が得られる。 鬼人化と通常状態の差を埋めるための、あくまで鬼人化の余熱状態ということで、突き詰めれば鬼人化を維持した方が強い。 ただし過去作で猛威を振るった結果か、乱舞が弱体化、武器のリーチが異様に短く攻撃を当てにくくなった、強走薬の効果時間が半減するといった下方修正も目立つ。 狩猟笛 演奏システムが変更され、攻撃と音符を揃えるのが同時になった。 攻撃モーションも追加。本作ではコマンドに加えてスティック入力の有無で技の内容が変化する。 ガンランス 砲撃による切れ味消費が緩和された。 クイックリロード、フルバースト、溜め砲撃の追加。 クイックリロードは砲撃の後に○ボタンを押すと弾を1発だけ装填する。過去作のように砲撃連打するには溜め砲撃を使用する必要がある。 フルバーストは銃槍を叩きつけた後に砲弾を全段放出する、竜撃砲に次ぐ大技。 弓 新たに「曲射」が追加。上空に矢を放ち時間差で降らせるというもの。 今作では、3種類の型が存在し、全てが減気効果を持っている また、新たに減気ビンが追加された。 ボウガンの組み立て概念の廃止。『MHP2G』以前の仕様を採用。 『MH3』のアイテムの一部が廃止あるいは統合 時間経過による採取ポイントの復活の廃止 釣りの仕様変更 エサが必須ではなくなった。何も持っていない状態だと、ルアーを用いる。 賛否両論点 モンスター関連 旧作のモンスターの未登場 イャンクックを始めとした、長年シリーズに登場してきたモンスターの多くが未登場である。 『MHP2G』の続編と考えた場合は少なく感じてられてしまうが、本作はあくまでモンスターが刷新された『MH3』がベースのため、仕方がない部分もある。 ラギアクルス、チャナガブルといった、『MH3』に登場して本作には登場しない海竜種モンスター これらは水中戦でないと弱いという特徴があったため、水中戦の無い本作では出番も無いのはうなずける。 代わりに、骨格を引き継いだ新モンスターが用意されている。 難易度 敵の攻撃判定範囲の見直しに伴い、『MHP2G』と比べ格段に敵の攻撃を避けやすくなった。そのためか、敵の攻撃と攻撃の合い間のスキが少なくなり、攻撃目標ハンターに対する軸合わせが強化されている。とはいえ、回避行動の無敵時間を利用したすり抜けがし易くなっており、これができる中~上級者は過去作以上に攻撃を避けつつ手数を出すことができる。結果的に 初心者には相変わらず難しく、経験者には簡単 という、中途半端な難易度となってしまった節がある。 部位耐久力はあまり落ちてないので、部位破壊がし辛くなっている。 一応ヘビーユーザー向けの難易度の高いクエストも配信クエストという形で配布されてはいるが、敵の強さよりも時間制限がきつかったりと従来のヘビーユーザーが求めていた難易度と微妙にずれている。 闘技場でのモンスター二頭同時狩猟のクエストが複数ある。被ダメが若干低めとは言え、上記の軸合わせによる起き攻めによるハメが発生しやすい。これもヘビーユーザーが求めていた難易度とは微妙にずれている。 『MH3』から、モンスター同士での同士討ちは肉質無視の1/4のダメージになったが、本作ではダメージが激減している 仲間を呼ぶ雑魚モンスターの頻度と数 今作は一部ボスが仲間や別のモンスターを呼び寄せるのだが、その頻度が異様に高く、しかも上限がないため倒しても倒しても新たに湧いてくる。 ドスジャギィ、フロギィ、バギィは特に顕著で一度で三匹の雑魚が増え、減るたびに新たに呼ぶため兎に角鬱陶しいことこの上ない。 一応対策として「こやし玉をぶつければいなくなる」のだが、それで追い払った分まで新たに呼ぶため意味をなしていない。 古龍種の数 少ないという意見がある一方で、十分という声もある。 そもそも古龍種については『MH2』で追加された頃から「世界観に合わない」「他のモンスターに比べて古龍種は優遇されすぎている」「特殊能力が面倒」という意見も多くあったが、デザインやBGMなどの人気は高く、調整された上で復活を期待する声も少なかった。 一方撃退しつつ最後に討伐というクエスト形式がなくなったことに喜ぶ声もある。 水中戦の廃止 『MH3』で賛否両論だった水中戦は容量の問題もありオミットされた。 マップ関連 エリア間の移動 一つのエリアが広大である事が多く、ハンターがエリアの端から端まで移動するのに時間がかかる。 エリア間を結ぶ通路の入り口が隣り合っている場所が多く、行き先を間違えやすい。 飛竜種のモンスターがエリア移動する時、エリア間の移動は最短距離で行う。例えば、1-2-3-4とエリアが直列に並んだフィールドがあるとした場合、ハンターが1から4に移動するには間のエリアを順番に通らなければならないのに対し、飛竜種は直接1から4へ移動できる。 この問題はゲームのテンポが悪くなるだけでなく、今作で導入されたモンスターのスタミナに関係してくる。スタミナが減ったモンスターは、特定のエリアにいる草食モンスターやその死体などを捕食することでスタミナの回復を図る。このエリア移動方式だと、スタミナを回復しに行ったモンスターに追いついたら既に回復されていたという場合もあるため、折角のチャンスを潰されてしまう。 一方でモンスターのスタミナ回復場所は固定なので、行き先を予測して先回りすることもできる。そのため、狩りによりリアリティや戦略性が生まれるという意見もある。 装備関連 過去作よりも大人しめになってしまったスキル構成 モンスターの防具を装備した時、過去作ではガード性能や集中などの例外はあれど、汎用性の高いスキルが発動することが多かったが、本作ではスキルの質・量ともに控えめになっている。 早食いなどの一部スキルが+1と+2に細分化された。基本的に+1では使い勝手が劣るなどの制約があり、+2でようやく過去作相応の効果が発動するようになっている。多くの場合、+2のスキルは上位防具や世界観的に強力なモンスターの防具でないと発動せず、下位防具やお手軽に作れる防具では効果を実感しづらくなってしまった。 従来の「属性攻撃強化」に加え、特定の属性のみを強化する「○属性攻撃強化」が導入された。これにより、「火属性を扱う/火山地帯に生息しているモンスターだから火属性攻撃強化が発動する」といった防具が大幅に増え、担ぐ武器やターゲットとなるモンスターを選ぶ傾向が過去作以上に強まってしまっている。 また、KO術(*3)や減気攻撃(*4)など、武器種や戦法を選ぶ上に本作の時点では殆ど効果の実感が薄い微妙なスキルも複数登場している。 ロマンの一環だが、自分の好きなモンスターの防具を一式着込んだ場合に、死にスキル(*5)が発動してしまう可能性も上がっている。 ボウガンとスキル「属性強化」の組み合わせの強さ 属性弾メインのボウガンを使用するとなると一転、上記の「○属性攻撃強化」と従来の「属性攻撃強化」が極悪な強さを発揮する。 スキル「属性攻撃強化」は通常、武器の属性値を1.1倍する。ただし、ボウガンは 1.2倍 になる。「○属性攻撃強化+2」の効果も1.2倍だが、本作のみの仕様としてこの2つは併用が可能。属性値に二重の強化をかけることが出来る。その効果は乗算で 1.44倍 となり、属性弾を速射(しゃがみ撃ち)できるボウガンで用いれば非常に強力になる。ここにさらに「速射数+1」のスキルを加えれば、ゲームバランスが崩れるほどに強くなる。 アマツマガツチ素材からできるライトボウガン( 全属性弾速射可 )や、アルバトリオン素材からできるヘビィボウガン( 全属性弾しゃがみ撃ち可 )が有名。 ただ速射やしゃがみ撃ちといったアクションは隙が大きく、そもそもガンナーは知識と技術も要求されるため、誰でも手軽にやれる戦法というわけではない。 ガンランスとスキル「オートガード」の組み合わせの強さ スキル「オートガード」を持った状態で「抜刀→砲撃→回転装填→砲撃→回転装填…」を繰り返すと、本来ガードできないにもかかわらず ほとんどのタイミングで自動でガード しながら攻め続けることができる。壁沿いでひたすら繰り返していれば、ほとんどのモンスターが撃破可能(*6)。しかも、オートガードが発動するお守りはイベントで必ず手に入る(ただし一度売ると再入手不可)。 あくまで「そのような戦い方も出来る」というだけ。防御する状況を見極め、ガンランスの仕様を理解して戦った方が当然効率は良い。とはいえ、この戦法は一種の救済処置としてはアリという意見もある。ただこれ目的でガンランスを使うプレイヤーが出たりとあまりにもお手軽すぎるのは批判されていた。 公式では仕様として扱われていたが、次作以降では一切実装されていない。 ジンオウガ素材からできる近接武器の強さ 最終強化武器のうち、ジンオウガ素材のものは狩猟笛を除き一律攻撃力が210で、雷属性値が付いている。例外の狩猟笛も旋律効果が優秀なためやはり強い。更にスキル「斬れ味レベル+1」で追加される分の斬れ味ゲージも長く、「看板モンスターの装備に相応しい」と言う声もあれば、「優遇が過ぎる」との意見もある。 おまけにスラッシュアックスのビンはなんと強撃ビン。強力なジンオウガ素材からできる武器の中でも頭一つ抜けている。反面、ガンランスは自身の砲撃の弱さと競合相手の性能の高さからジンオウガ素材武器では弱い部類と数えられがち。 お守りの仕様 凍土や火山での採掘やクエストの報酬で「お守り」が手に入ることがある。防具と同じく装備するとお守りに付いたスキルポイントを得られるのだが、今作からはそのお守りの性能が妙に高く、防具自体のスキルポイントが控えめなこともあり、同じ防具でもお守りによって大きく差が出るほど。 最適解の装備を作るためにはどうしても高性能なお守りが必要となる。スキルの種類やスキルポイントは完全にパターンではあるが得てして強力なものほど出てくる確率は低い。更にはテーブルなども絡んでくるので狙ったお守りを得るのは相当に困難(とはいえ結局は運次第なのであっさり出てしまう人もいるにはいる)。 いつしか高性能なお守りを求めてひたすら採掘を繰り返す、通称「炭鉱夫」プレイヤーが続出。その影響で、採掘の際によく利用される火山の採集クエストに出てくるウラガンキンは「炭鉱夫のなれの果て」や「現場監督」といった渾名で呼ばれることになった。 お守りが無くても十分強い装備を作ることは可能だが、装備の性能を突き詰めていく際に、運要素の強い厳選が必要となるのは批判されている。 お守りの厳選という要素は本作以降も続いており、「スキルの自由度が上がって良い」「運要素が過ぎる」という賛否両論が続いている。 オトモ装備 防具の組み合わせによるスキル等はなく、武具玉での強化も出来ない。 ただし、その分シンプルに組み合わせる事ができるとも言え、本作以降も同様の仕様になっている。 その他 個人演習がなく、集団演習のみの訓練所 クリアランクは討伐にかかった時間に依存している。モンスターの体力は固定なので、当然 多人数でプレイすれば簡単に高ランクをとれてしまう 。 一方で、現在のところソロでのSランク取得は一部を除き不可能。ソロプレイしか出来ない人は教官からのご褒美の一部を貰ったり称号をコンプリート出来ない。 シビレ罠の調合材料 『MH3』から、ゲネポスのリストラにより材料が「ゲネポスの麻痺牙」から「雷光虫」に変更されたのが本作でも踏襲されている。 『MHP2』において、『MH2』で厄介だった調合素材を簡略化した結果がゲネポスの麻痺牙である。同じ『ポータブル』シリーズである本作でも素材を変更すべきだったのではないか。 とはいっても、こまめに採取や農場に通えば十分賄えるし、ダウンロード特典を利用すれば行商人からシビレ罠を直接購入する事が出来る。 武器の攻撃力の均一化表示 内容は特徴で述べた通り。 「武器のスペック確認がわかりやすくなった」と評価の声もある一方、「武器種毎の攻撃力がイメージしにくい」「鈍重で手数の少ない大剣やハンマーが低攻撃力に見えるは寂しい」といった声もある。 イベントクエストの格差 ほとんどのイベントクエストは、特別なチケットを報酬としてもらえたり一風変わったモンスターと戦えたりとバリエーションに富むが、例外も存在する。 リオレイアの卵を規定数納めるクエストは、基本報酬が「金or銀or鋼のたまご」のみ。確かにこれらは他のクエストではそれほど手に入らないが、使い道はほぼ無い(一部装飾品の素材に必要だがそれも少数)。売ればゼニーにはなるものの、後述の端材増殖バグもあって本作はさほどゼニーには困らない。 大型アオアシラを討伐するクエストは、確かに金冠サイズが登場するが、正直やや大きい程度でインパクトに欠ける。MGSクエスト(*7)やJUMPクエスト(*8)のように、もっとはっちゃけても良かったのでは。しかもこのクエストも、チケットのような特別な報酬は得られない。 操作性の改悪 前作『MH3』と比べると、攻撃入力後の操作受付時間が短くなっている。その為、所謂ディレイ行動が取りにくくなっている。 このゲームはボタンをただ連打して攻撃すれば良い、と言う訳ではない上、避けられる攻撃も避け辛くなったので快適な操作性を求めるプレイヤーから不満の声が上がった。 大型モンスターの死体斬りが不可能になった。 大型モンスターは完全に倒れ伏すと当たり判定が消失してしまう。複数体を狩猟するクエストでは死体を利用したゲージ回収が出来なくなり、太刀等の武器種には影響があるといえる。 問題点 ロード時間の長さ メディアインストールをしても、マップ移動に数秒~十秒ほどかかる。DLクエストに至っては最悪1分ほど待つことも。 これはモンスターとの戦闘においても問題となる。エリア移動したモンスターを追いかけてすぐ移動すると「プレイヤーが操作可能になる前にモンスターが動き始める」という事が起こってしまい、最悪「追いかける→エリア移動した瞬間ダメージを食らう」という理不尽極まりない事態になる事も。 今作は頻繁にモンスターがエリア移動をする為、上記問題もかなり顕著でゲームテンポを悪くする原因になっている。 UIの不便さ 村の施設や各メニューが散在しており、簡単な用を足すのに時間がかかる。 装備関連 スラッシュアックスの強撃ビン一強が改善されず 強撃ビンが強すぎる。他に5種類(強属性、減気、毒、麻痺、滅龍)ビンが存在するが、攻撃力を考慮すれば1.2倍もの物理攻撃補正が入る強撃ビンを使えるスラッシュアックスほぼ一択。 これでも『MH3』の1.25倍よりも弱体化はしたが、いまだビン間のバランスは取れていない。 片手剣の属性値に実際の表記より0.7倍の減算補正がかかるようになった。双剣にも存在するが、あちらとは違い多量のヒット数を叩き出す攻撃がない片手剣にとっては更に弱体化させる改悪でしかない。また、結局この2つの武器はゲームでの表記上の属性が詐欺表示になってしまっている。 オトモ装備 「原種」防具しかなく、亜種モンスターが数多く追加された本作の特徴が活かされていない。 端材増殖バグ 素材をアイテムポーチから渡して端材を生産した直後にアイテムポーチを確認すると、渡したはずの素材が復活している。 端材を大量に生産して換金することで、所持金に苦労することは全くなくなる。更に素材を消費せずに端材が手に入るので、レアアイテムも惜しみなく使いオトモ装備に充てることができてしまう。所持金が全てでのゲームではないのだが、オトモ装備が実質的にノーコストで制作できる事と併せて低難易度化に拍車をかける一因になってしまった。 「ユーザーに有利なバグ」であり救済措置として評価する意見もあるが、バグの利用を快く思わない意見もある。 武具強化における選択項目の仕様 当時のシリーズ通しての問題だが、武器・防具の強化後の「装備を変更しますか?」という質問の選択項目で、初めから「はい」が選ばれている。 強化装備をそのまま装備するなら問題はないが、そうでない場合は強化するたびにいちいち×を押すか「いいえ」を選ばないといけない。細かいことだが、この仕様のせいで強化時のテンポが悪くなっている。間違って装備を変更してしまうと、いちいち自宅に戻らなくてはならない。 ハード性能的に限界に来ているのか、モンスターの咆哮時のブラーがカットされるなど過去作に登場した各種エフェクトが省略されている。 オトモアイルーの性格や攻撃傾向のバランス オトモアイルーの勧誘で、欲しい性格や攻撃傾向のアイルーが得られるかは運次第。 一応スカウトとして、一点だけ欲しい点を選べるが、結局他の点で希望通りになるかは運に任せるしかない。 攻撃傾向格差 ブーメランのみのタイプは使い勝手が良く、状態異常役として貢献する。爆弾も相手を選べば活躍できる。 反面、近接やその他複合タイプ(近接とブーメラン等)は中途半端で、使い勝手が悪くて弱い。 性格格差 「勇敢」はパニックにならず、ギリギリまで戦闘する為継戦能力が高い。本来ならデメリットである撤退の遅さも最終的な敵の攻撃力の高さから事実上デメリットにはならない。 「平和主義」はサポートや採取等、補助として優秀で、直接攻撃をしない代わりに別ベクトルで役に立つ。 一方、それら以外の性格は敵の行動で何かしらパニックを起こし戦闘が行えなくなるデメリットが大きい為、勇敢の下位互換にしかなっていない。 サボりはオトモスキル「サボりなしの術」を付けることで完全に防ぐことが可能だが、パニックを防げるようになるオトモスキルは存在しないのが悔やまれる所。 総評 『MH3』をベースに遊びやすさを意識した改良や手堅い造りと大幅なバランス調整で、やりこみ要素こそ前作には及ばないが、高い完成度をもつ作品に仕上がっている。 前作の人気も衰えない中で発売された本作は、爆発的に売れ470万本以上の(当時)シリーズ最高の売り上げを記録した(*9)。 魅力的な新モンスターや世界観にも今なお根強いファンが多く、末長く愛される一作だといえよう。 余談 本作が発売されてからしばらくしてゲームを一通りクリアしたユーザーの間からは『MHP2G』のような 新メインモンスターや上位よりもさらに上のクラスであるいわゆる“G級クエスト” や それらのモンスターを倒して得られるより強力な新装備 などの新規要素が追加された『 モンスターハンターポータブル 3rd G 』の発売を期待する声も大きかった。 しかし、ハードであるPSPの性能やUMDソフトの容量の限界といった問題のためか結局「MHP3G」が制作・発売されることはなく、ポータブルシリーズとしても『MHP3』が最後の作品となっている。 『MHP3』で初登場、あるいは復活したモンスターなどの本作の要素の一部は後に発売される『モンスターハンター3G』に引き継がれることとなった。また、UIやシステムは一部スタッフが共通する『モンスターハンタークロス』に引き継がれている。 本作の看板モンスターであるジンオウガは登場以来絶大な人気を獲得しており、公式、非公式問わず開催される人気投票では上位の常連となっている。 例えば、『モンスターハンタークロス』時代にモンハン部で行われた歴代モンスター投票では1位、新モンスターを含めた登場モンスターの人気投票では2位を獲得している。 2023年末にシリーズ20周年を記念して開催された「モンスター総選挙」においても、本編シリーズに登場した229体の全中型以上のモンスターの中から1位を獲得。登場から10年以上経っても衰えない人気を見せつけた。 「ファミ通アワード2010」では本作が大賞を、同時にシリーズのマスコットキャラクターである「アイルー」が最優秀キャラクター賞を受賞している。 アイルーに関しては本作名義での受賞ではあるが、同年に発売された『モンハン日記 ぽかぽかアイルー村』で初めて主役を張ったことも大きいと思われる。 本作の発売以降、2018年1月26日にPS4で『モンスターハンター ワールド』が発売されるまでの7年2か月弱の間、PSハードでの『モンスターハンター』完全新作は一切発売されていなかった。 モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver. 【もんすたーはんたーぽーたぶるさーど えいちでぃーばーじょん】 ジャンル ハンティングアクション 高解像度で見る 裏を見る 対応機種 プレイステーション3 発売・開発元 カプコン 発売日 2011年8月25日 定価 4,800円 レーティング CERO C(15歳以上対象) 廉価版 PlayStation 3 the Best2013年3月14日/2,800円 判定 良作 概要(HD) PSP版をHDリマスター化し、3Dテレビによる立体視に対応。HDによるハイクオリティな映像で狩りが楽しめる。 カプコンの辻本良三氏の話によると、「PSPリマスターの話を受けた際に、既にSCEによるデモが作られていた」という。 あくまでも『モンスターハンターポータブル 3rd』のHDリマスターであり、PS2感覚での操作やトロフィー、振動といった据置機ならではの機能に未対応。 評価点(HD) HD化によりグラフィックが格段に綺麗に、一部テクスチャも高繊細化している。 また3Dテレビによる立体視に対応し、狩りの迫力が倍増。 右スティックでカメラ操作が可能になり、操作性・視認性が向上している。 ただし前述のとおり、完全に「据え置きのモンハン感覚」で操作ができるほどにはなっていない。 PSP版とのセーブデータの共有が可能で、出先ではPSP・自宅ではPS3とプレイの幅が広がっている。 『ポータブル』シリーズや『ぽかぽかアイルー村』シリーズのムービーを収録。 問題点(HD) 画質自体はHDなのだが、UI全般がPSP版の拡大表示に過ぎず、見栄えが悪い。 全体的に高精細になってはいるものの、PSP版でカットされていた咆哮ブラーなどのエフェクトが復活することはなかった。 オンラインプレイに不具合が存在する 部屋から退出するにはゲームを再起動しなければいけない致命的欠陥があった。 現在ではアドホックパーティーのVer.UPによって起動したまま入退室が可能となっている。 部屋を立てたプレイヤーがゲームを起動したり、プレイ中に4人目が部屋に入ると、稀に強制退出される不具合がある. 人によってはフリーズや回線落ちが多発し、プレイに支障をきたす。そのため、パーティー募集の際にHDのプレイヤーが敬遠されることがある。 これについても現在ではかなり改善されているものの、当時の名残とHD版の起動の遅さで嫌う部屋も勿論ある。特に素材目当ての効率部屋で顕著。 アドホックパーティの仕様上、20GBモデルのPS3だとそもそもオンラインプレイが不可能だったりする。まあこれも外部ソフトの問題なのだが。 この仕様によりオンラインが出来ないことに気が付かなかった20GBモデルのPS3ユーザーも多かった。 このような設定や不具合は、外部ソフトである「アドホックパーティ」の欠陥であるため、一概に本作の評価とするのは筋違いではある。 ただ、本シリーズの本質的な醍醐味であるオンラインプレイの快適さが大きく削がれていること点は無視できない。 不具合の原因がアドホックパーティにあるとしても、このような状態でソフトを売ること自体が問題であるとして、カプコンの責任を問う声もある。 PS3版とPSP版でセーブデータを共用して使えるという利点はあるものの、PSP版のセーブデータを消してしまった人も多数いる模様。ただし、説明書には詳細な手順が明記されており、誤ったデータ移行の際は注意勧告もあるため、多くはユーザーの確認不足が原因といえる。しかし誤解を招きやすい表現をしているのは確かである。 「PS3でプレーする際にPSPからデータをコピーし、プレー終了後すぐにPSPにコピーして書き戻す」という形で対処するのが一番手っ取り早い。 端材バグは残ったままだが、PSPとの互換を考えてあえて修正しなかった可能性がある。単に忘れたのかもしれないが… 総評(HD) 本作は「PSPリマスター」というPSPのゲームソフトをPS3でHDリマスターを施したシリーズ第一弾として発売された。 携帯機とのセーブデータ共有やクロスプラットフォームでのマルチプレイなど、今までにない試みがなされており、単なる移植に留まらない実験的要素の多い作品と言える。 とはいえ、やはり携帯機と据え置きの同時マルチプレイは無理があったのか、発売初期にはオンラインプレイに多数の不具合が見られ、本作の評価を落とす要因となってしまった。 しかし、それらの原因である「アドホックパーティ」に関しては後のアップデートで迅速に改善された。現在ではPSPとのマルチプレイに関してほとんど偏見は無くなっている。 余談(HD) Wii向けの『3(トライ)』がまだPS3向けの『3(仮)』として開発中あった頃を思い出すと、移植作ながら悲願のPS3向け『MH』とも言える。 初週の売り上げは約28万7000本。被移植作の大ヒットに比べると幾分控え目な気もするが、本作が殆ど内容が不変の移植作であることを考慮すれば、十分な売り上げだと言えるだろう。 なぜかXbox 360版用の『モンスターハンター フロンティア オンライン』の無料体験プロダクトコードやXbox Live専用のチケットが封入されていた。 PS3版の『MHF』は本作より遅れて2013年11月20日にサービスインされたが、なぜWindows版用のコードではなかったのかは謎。 後に『モンスターハンター ワールド』で『MHF』用のキャンペーンコードが封入された際には、当たり前だが封入元と同様のPS4版向けのコードであった。 後に『真・三國無双 MULTI RAID 2 HD Version』と『けいおん! 放課後ライブ!! HD Ver.』がPSPリマスターとして発売。他にも『ゴッド・オブ・ウォー 落日の悲愴曲 降誕の刻印 HDコレクション』や『メタルギアソリッド ピースウォーカー HDエディション』が発売されているが、こちらはPSPリマスターとは別の規格である。
https://w.atwiki.jp/retrogamewiki/pages/12170.html
今日 - 合計 - モンスターハンターの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月12日 (金) 12時57分05秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して